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国債費の概算要求、昨年度比8.3%増の21.9兆円

2009年8月29日17時57分

 財務省は28日、10年度政府予算の概算要求に、国債の元利払いや借入金の返済にあてる「国債費」として、09年度当初予算よりも8.3%多い21兆9158億円を盛り込んだと発表した。国債残高が増えたのに加え、10年度の金利を高めに見積もったためだ。

 国債費の内訳は、元本の返済などにあてる償還費が10兆9204億円、利払い費などが10兆9385億円。

 国債の残高は08年度末時点で546兆円。基本的に発行後60年かけて返済し、毎年残高の1.6%分を償還費に計上。さらに10年度の新規国債発行額を38兆5千億円、その際の金利を10年もので2.5%と見込んだ。直近の長期金利は1.3%台だが、金利急騰リスクを考慮して高めに設定している。

 概算要求段階で比較しても、国債費は過去最高だった09年度(22兆4417億円)と肩を並べる高水準だ。

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