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聖路加など25病院が「地域救急医療センター」に―東京都

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 東京都が8月31日から開始する救急患者の迅速な受け入れのための新事業で、地域内でなかなか搬送先が決定しない場合に受け入れ先の調整を行う「地域救急医療センター」に聖路加国際病院など25施設が指定されたことが明らかになった。

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 新事業では、都内の二次医療圏ごとに「地域救急医療センター」を複数、または1か所設置。圏域内で救急患者(中等症以下)を搬送する医療機関の選定開始から5医療機関以上に、あるいはおおむね20分以上搬送連絡を行っても、搬送先が決定しない場合に、受け入れ先の調整を行う。また、「救急患者受け入れコーディネーター」を東京消防庁司令室に配置。同センターの調整が不調の場合、都全域を対象に消防機関などと連携して圏域外の搬送先を選定する。

 「地域救急医療センター」に指定されたのは、▽区中央部=聖路加国際病院、日本医科大付属病院、東京医科歯科大医学部附属病院▽区西南部=国立病院機構東京医療センター、玉川病院▽区西部=国立国際医療センター戸山病院、医療法人社団悦伝会目白病院▽区東部=医療法人社団誠和会白鬚橋病院、日本私立学校振興共済事業団東京臨海病院▽区東北部=医療法人社団成和会西新井病院、医療法人社団苑田会苑田第一病院、医療法人社団直和会平成立石病院、等潤病院、医療法人社団医善会いずみ記念病院▽区西北部=都立大塚病院、東京北社会保険病院、帝京大医学部附属病院、財団法人東京都保健医療公社豊島病院、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター▽南多摩=日本医科大多摩永山病院▽北多摩南部=松井外科病院、医療法人社団慈敬会府中医王病院、医療法人社団喜平会奥島病院、医療法人社団桐光会調布病院、府中恵仁会病院―の25施設。
 このうち、「区中央部」「区西部」「区東部」「南多摩」では指定された医療機関が固定で、残る4地域では当番制で担当する。

 また、「地域救急医療センター」の設置が決まっていない「区南部」「西多摩」「北多摩西部」「北多摩北部」については、「救急患者受け入れコーディネーター」と協力しながら搬送先の選定を行うとともに、今後も都と「地域救急医療センター」の設置に向けた調整を続ける。


更新:2009/08/28 17:18   キャリアブレイン

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