きまぐれな日々

いやはや、すさまじいアクセス数だった。昨日(7月30日)は、当ブログも裏ブログ『kojitakenの日記』も、ともにアクセス数が1万件を超えた。過去、当ブログは2回(延べ3日)、裏ブログは1回(延べ2日)、1日のアクセス数が1万件を超えたことがあるが、当ブログの2回はいずれも『きっこの日記』からリンクを張って記事を紹介していただいた時で、裏ブログの方は橋下徹批判が反響を呼んだ(といっても多くはブーイングだった)時である。後者の時には「はてなブックマーク」が威力を発揮したが、今回は「はてブ」はほとんどついていない(昨日の当ブログエントリには1件もついていないし、裏ブログでこの件を取り上げたエントリも「はてブ」は1件だけだ)。増えたアクセス数の大部分は検索エンジン経由によるもので、たとえば当ブログにはGoogle経由で4385件、Yahoo!経由で1704件、その他も合わせると、1日で6673件の検索エンジン経由のアクセスがあった。いうまでもなく、検索語「城内実」によるブログ来訪が多数を占めた。

090730_検索語

1日に同一検索語を用いた検索エンジン経由でのアクセスがこんなにあったことは、もちろん初めてである。

ところで、面白いことに、裏ブログでは「これはひどい! 城内実が眞鍋かをりさんの写真を無断で選挙ポスターに使用」と題したエントリに昨日だけで6173件のアクセスがあったのだが、当ブログではトップページ(3701件)や昨日のエントリ「論外!城内実が眞鍋かをりさんの写真をポスターに無断使用」(1896件)以上に、昨年11月20日付エントリ「テロ行為と極右政治家・城内実だけは絶対に許せない」へのアクセスが多かったことだ(4401件)。これは、私としても、衆議院選挙を前にして、是非とも多くの読者、特に静岡7区の有権者の方々に読んでもらいたい記事だった。4401件のアクセスのうち、静岡7区の方からのアクセスがどれだけあったかはわからないが、数十件くらいだろうか。ただ、残念だったのは当該エントリからリンクを張った城内実ブログの下記エントリが、昨日はアクセスが殺到しているとかいうメッセージが出てきてほとんどアクセスできなかったことだ(本当にアクセスできないほどトラフィックが混んでいたのか疑わしいという情報もあるのだが)。再度リンクを張っておくので、未読の方には、城内実の思想信条がよく表れたこのエントリを熟読していただきたい。何よりこれは、城内実自身の手になる文章である。

http://www.m-kiuchi.com/2008/11/11/bakawashinanakyanaoranai/


この城内ブログの記事が話題になった当時、当ブログのアクセス数はいくぶん増えたが、それでも最多で1日6千件ほどだった。それが昨日は1万5千件。産経新聞以外の一般紙は取り上げず、テレビでもワイドショーはともかくニュースでは取り上げられていないにもかかわらず、人気芸能人が絡んだ話題ということでアクセス数が激増したものだろう。もちろん、その大部分は固定読者にはならず、一過的なアクセス増に過ぎない。

この件について、ぽむさんからコメントをいただいているので紹介する。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-961.html#comment6620

現在、城内氏のサイトはアクセス不可の状態みたいです。
昨年の国籍法をめぐる例のエントリには非難が集中したというものの狭いブログ界のそのまたごくごく一部での騒ぎだったのが、芸能人が関係するとなると反響の大きさは格段に違うようです。

しかし、政治家・城内氏の思想信条を知るという意味では例の記事のほうがはるかに重大です。更にもっと問題なのは、この記事への批判にまともな釈明を述べるどころか居直りのようなエントリを平然と立ち上げた城内氏に対し、一般世論からも支持者からもなんら非難の声があがらず、氏の選挙区での優位性もまったくゆるぐことがなかったという事です。実際、その記事も削除・訂正いっさいなしに載せ続けているようですし。
「差別を差別として認識できない」人が多いのでしょう。

しかもこの傾向は、例の「最後の一葉」の作者みたいなHNブロガーの「創価学会は『朝鮮カルト』」発言が「お仲間」から特に非難されなかった事が示すように、いわゆる「ウヨ系」だけでなく「リベラル」といわれる層でも同様です。
更に重要なのは、アジア系の人々に対する差別意識は戦争責任の問題や歴史観と密接な関係があることです。河村たかし氏のような人物の当選を手放しで喜んでしまうようでは「リベラル」もThe Endです。

今回の件が城内氏の国政復帰を阻むようになれば、それは喜ばしいのは確かなのですが、政治家としての思想信条を吐露した国籍法での発言よりタレントがらみのお粗末事件のほうが断然効果が大きいことに複雑な気持ちです。

2009.07.30 15:33 ぽむ


リンク及び赤字ボールドなどは、ぽむさんのオリジナルのコメントにはなく、管理人が勝手に加えたものであるが、おそらくぽむさんの意図には反していない追加だろうと思う。

例によって、この件をめぐってさまざまな陰謀論が取り沙汰されている。多いのは、「自民党(片山さつき陣営)にはめられた」というのと、「民主党(斉木武志陣営)にはめられた」というものだ。いうまでも前者は民主党支持系の陰謀論者、後者は自民党支持系の陰謀論者が唱えている。不思議なことに、城内実は前者からは「反自民の仲間」扱いされる一方、後者からも「元は同じ自民党の仲間」扱い、というよりは「国士」として賛辞の対象となっていて、その極端な主義主張にもかかわらず、どちらからもさほど嫌われていない。城内を「極右」として忌み嫌う私など、ネットでは例外的な存在である。

また、かつて眞鍋かをりさんが出演していたテレビ番組のスポンサーが、どこぞの(とっくに破綻した)「フロント企業」だったなどと、某有名ブログが「郵政総選挙」直前の4年前の夏に取り上げて話題になった件を蒸し返して、結果的に城内実を「被害者」扱いするかのような噂話を撒き散らしている輩もいる。もしかしたら一連のできごとはすべて、郵政「米」営化に反対した愛国者・城内実を陥れるためにどこぞの「悪徳ペンタゴン」が仕組んだ罠だったのかもしれない...

冗談じゃない。芸能プロダクションと裏社会のつながりなどというのは、どんなプロダクションでも大なり小なりある話であって、それを言い出すなら、政治家と裏社会のつながりについて触れなければフェアではない(城内実の兄貴分だった安倍晋三には、特にその手の噂が多い)。そして、私が重視しているのはたった一点、眞鍋かをりさん自身が写真を城内実のポスターに用いられたことに抗議し、現に眞鍋さんがテレビ出演を制限されていることだけだ。ところが、城内実は自身のブログで、下記のように開き直っている。

☆お知らせ☆ ポスター掲載写真の件について
2009-07-30 07:55 by 城内 実

 この度、眞鍋かをり氏掲載のポスターに関し、あたかも無断で使用したかのような内容の書き込みが当ブログのコメント欄などでなされておりますので、以下でご説明させていただきます。
 当方は、ポスター作成に際し、都内在住の知人のご好意で、眞鍋かをり氏所属事務所より、ご本人の写真をお借りして、掲載許可をいただいた上でポスターを作成いたしました。
 したがって、無断使用した事実はありませんので、この場をお借りして皆様にご報告させていただきます。

(「城内みのるの「とことん信念」ブログ」より)


つまり、城内実は、城内自身によって損害を蒙った人を、この期に及んでまだ売名のために利用しようとしているのだ。城内実支援者のブログ『喜八ログ』は、

城内実さんは眞鍋かをり様に、できるだけ早い時期に直接対面して、誠心誠意お詫びするのが良いと思います。

と書いており、私もそうすべきだと思うが、城内実は支援者の諌言にも耳を傾けないのだろうか。これでは、昨日も書いたように、城内実には危機管理能力が全くないと言わざるを得ない。これは、思想信条以前の問題であり、こんな男を国政の場に送り出してはならない。以下に、保守系のブログ『凪論』が城内実を批判したエントリ「コンプライアンスのかけらもない城内実陣営という素人集団」を紹介する(下記URL)。
http://blog.livedoor.jp/patriotism_japan/archives/51542658.html

ブログ主は、

自らに対する危機管理を適切に行うことができない者が国や国民の危機に対して適切に対応することができるはずもない。

と書く。私も同感である。さらにブログ主は、

城内氏に必要なのはどん底に落ちて自らを見つめなおすことである。どん底の中で自ら、そして自分の周りの者を見つめ直すことが今ほど求められている時はない。

と書くが、いま陰謀論を唱えて、「城内実さんははめられたんだ」などと叫んでいる人間は、城内実自身にとって百害あって一利なしであることを知るべきだ。城内実は顔を洗って出直すべきである。こんな馬鹿げた騒動を引き起こしても、なお城内実は当選してしまうのかもしれないが、そんなことになったら国民の政治不信をますます強めるだけだろう。私は、城内実は立候補自体を取り止めるべきだと思うが、そんなことのできる人間であればこんな騒動を引き起こすはずもなかろう。せめてこの騒動くらいは、もう遅すぎるとはいえ、今からでもまともに収拾してもらいたいものである。


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