きまぐれな日々

今日から8月。いよいよ衆院選の月だ。今日は普段お休みの土曜日だが、城内実が眞鍋かをりさんの写真を選挙ポスターに無断使用した件に進展があったので、簡単な記事を公開する。

これまで「無断使用はしておらず、ポスターを撤去するつもりもない」と言ってきた城内実は、昨日(7月31日)の昼前になって、一転してポスターを撤去すると発表した。
http://www.m-kiuchi.com/2009/07/31/oshirase210731/

☆お知らせ☆ 眞鍋かをりさんポスター掲載について
2009-07-31 11:41 by 城内 実

昨日より、マスコミ各社で報道されている標記の件に関し、当後援会作成のポスターに起因して、眞鍋かをりさんがテレビ番組の出演を見合わせるなど芸能活動に支障をきたしていることに大変心を痛めております。
その結果を重く受け止め、現在掲示中のポスターを早急に撤去する事といたしました。
 また、城内みのるオフィシャルサイトに掲載中の眞鍋かをりさんとの対談動画も早急に削除いたします。
 眞鍋かをりさんの、今後益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

(「城内実の「とことん信念」ブログ」 2009年7月31日)


産経新聞は、下記のように報じている。

 この騒動の最中、31日になってポスター作成を仲介した業者の社長が経緯を説明するコメントを出した。その中で「今年6月ごろ、城内氏の後援会との間で2人のポスターを作成する話が持ち上がった。掲載許可と写真を入手し、城内氏の後援会側に掲載許可を取れた旨を伝えた。しかし、私からの説明不足で眞鍋さん側に正確な意図が伝わらず、今回の事態を招いた」と説明。「双方の関係者に多大な迷惑をかけたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

(産経新聞 2009年8月1日 2時51分)


産経新聞は、「騒動は一件落着した」などと書いているが、誰がこんな説明に納得できるだろうか。そもそも、この件において城内実と眞鍋かをりさんの利害は全く非対称で、眞鍋さんにとって城内のポスターに写るメリットは何もない。それどころか、今回のようにテレビ番組から干されたり、城内が極右政治家であるため、「眞鍋かをりって右翼だったのか」と誤解される恐れがあるなど、デメリットばかりだ。一方、城内にとっては宣伝効果が得られる。このように非対称な利害関係にある両者を仲介した「業者の社長」というのはニュートラルな人物ではあり得ず、明らかに城内の利害に沿って行動した人物である。だから、眞鍋かをりさんに謝罪すべきはこの社長ではなく城内実であるべきだ。だが城内は謝罪せず、それどころか自分もまた被害者であるかのように振る舞っている。城内の行動は許されない責任逃れである。もし城内が当選したあと不祥事を起こしたら、すべてを秘書の責任に押しつけて逃げようとするに違いない。

この件を取り上げた他のブログを見てみると、「城内先生」は、郵政民営化に反対するなどまともな政治家だと思っていたのに少し残念な気がする、などと書かれたコメントがあった。おそらく、最近の「反自公(政権交代)ブログ」のトレンドに騙されて、城内実が、信者たちの言うところの「三種の神器」(小沢一郎、鳩山由紀夫、植草一秀各氏)に準じる「正義の味方」であるかのように思い込んでいたのであろう。一貫して城内実を批判する立場に立っている当ブログには、右側からの城内擁護のコメントはたまに来るものの、左側で城内に騙された読者からのコメントがくることはないが、これまで騙されて城内実にシンパシーを抱いてきた「リベラル・市民派」の読者がもしおられるなら、今回の一件を機に城内実という男の正体を直視してほしいと思う。

もちろん、静岡7区の有権者の方々には、城内実なんかを国政の場に送り出さないよう、強くお願いしたい。


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