泉佐野市は25日、08年度決算概要を発表した。自治体財政健全化法の指標のうち、「連結実質赤字比率」が26・42%、総負債の割合「将来負担比率」が393・5%となり、自主的に再建を進める「早期健全化団体」基準を大幅に上回った。
市によると、公立病院特例債によって市立泉佐野病院の資金不足を約25億円解消するなどしていた。早期健全化団体は、財政健全化計画が義務付けられる。9月1日開会の市議会に素案を示す予定といい、会見した新田谷修司市長は「市民への負担をなるべく求めないようにする」と述べた。【酒井雅浩】
毎日新聞 2009年8月26日 地方版