須賀川市の公立岩瀬病院で06年3月、内視鏡検査を受けた矢吹町の女性(当時57歳)が死亡したのは病院側の過失が原因として、遺族が同病院企業団(伊東幸雄企業長)を相手取り、6400万円の損害賠償を求めた訴訟は24日、福島地裁郡山支部(清水響裁判官)で和解が成立した。
和解条項について、遺族側、病院側のいずれも「内容を公表しないことで合意した」として、明らかにしていない。同病院の阿部泰司事務長は「9月末の企業団議会に和解内容を報告する。それまでは議会軽視となるので一切言えない」としている。【坂本智尚】
毎日新聞 2009年8月25日 地方版