エキスパート職の先輩たち

寺田鮎美 半蔵門線乗務管区 車掌 平成19年入社

体を動かすことが大好きな私にはエキスパート職が一番

東京で生まれ育った。大好きな街で、仕事をするのは、当然の選択。
将来結婚・出産しても、ずっと働き続けたい。
だから、スキルアップのための努力を怠らない。

 東京には華やかな街もあれば、下町人情が残り伝統文化の息遣いが聞こえる街も。少し足を延ばせば豊かな自然も残っている。東京で生まれ育った私は東京が大好きで、就職する際も、東京を離れることなど考えられませんでした。当社を選んだのも、東京で仕事ができることが一番だったかも。それに、エキスパート職というのはデスクワークのような単調さがないし、体を動かす方が性に合っている私にはぴったり。そんな思いが大きかったですね。
 最初の配属は、大手町駅の駅務係でした。大手町には丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線、都営三田線が乗り入れており、1日あたりに乗降されるお客様の数も多い大きな駅。ホームの安全確保を図るホーム整理、インフォメーション業務、券売機の管理等も経験しました。女性の先輩社員に仕事を教わりながら、少しずつ仕事を覚えていきました。
 現在は、車掌として半蔵門線に乗務しています。渋谷〜押上間14駅16.8キロメートルの路線。比較的短い路線ですが、少しでも快適に過ごしていただくために車内の温度調節はもちろん、緊急停車時などには車内放送を通して適切な状況説明を心掛けています。
ただ難しいのは、お客様それぞれによって、説明の受け止め方が微妙に違うこと。きちんと説明したつもりでも、そう受け取っていただけないこともきっとあるはずですから、いつもどんな状況が最適なのか。いろんなことを思い巡らせながら、説明するよう心掛けています。今では、きちんと説明ができるようになったと思います。
 まだまだ力不足なのは否めませんが、それでも乗務の合間を縫って、分からないことは先輩に聞き日々の乗務に生かしています。いずれは運転士にと考えないこともありませんが、今はとにかく車掌として一人前になるのが目標です。安全・安定輸送、快適さというのは当社最大のアピールポイント。それに直接関わる仕事ですから、まず車掌としてのスキルをアップさせたいものです。最近は女性の社員も増え、人事制度や宿泊勤務の際の宿泊施設などもますます充実していきますから、将来結婚、出産しても、ずっと働き続けたいと思っています。

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