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【静岡】

中学生74人が県政へ若々しい提言 県庁でこども県議会

2009年8月22日

川勝知事(右)と談笑する子どもたち=県庁で

写真

 県民の日にちなみ、子どもたちが知事ら県幹部と意見交換する「こども県議会」が21日、県庁の県議会本会議場であり、各市町から選ばれた中学2年生74人が「こども議員」として、県政への思いをぶつけた。

 川勝平太知事が「みなさんの夢と希望を語っていただき、郷土をよくするために努めたい」とあいさつ。浜井卓男議長が「日ごろ抱いている疑問をぶつけてください」と呼びかけた。

 9人の「こども県議」が質問に立ち、静岡学園中の松枝杏奈さんは、深刻化する医師不足をテーマに「医療で日本一の県を目指してほしい」と要望。川勝知事は「日本一医者を大事にする文化をつくりたい」と答弁した。また裾野市立西中の杉本梨乃さんは「県が自信を持って勧められる特産物に共通のシンボルマークを」と提案。堀川知広産業部長が「大変すばらしい提案。東京や海外で開く特産物フェアに向けて進めたい」と答えた。

 締めくくりに、過疎地域の活性化や医療の充実、富士山の世界文化遺産登録など五つの項目からなる「こども県議会宣言」を可決して閉会した。この日は小学生対象の親子ふれあい県議会教室などもあった。 (広瀬和実)

 

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