浜岡原発が地震の被害を公開
[2009/08/21 18:05]
11日の地震の影響で浜岡原発の4号機と5号機は、現在も停止したままです。こうした中、21日、原発の施設内で起きたひび割れや地盤沈下など被害の一部が公開されました。 11日の地震は浜岡原子力発電所の北東38キロの地点が震源で、発電所のある御前崎市も震度6弱の揺れを記録し、4号機と5号機が自動停止しました。 浜岡原発が地震で自動停止するのは1976年の運転開始以来、初めてです。そして、地震の影響で46件の不具合が見つかりました。21日、公開されたのはその一部です。 原子炉は安全面では一番大切な所です。中部電力は、5号機の原子炉のある建物は全く問題がなかったとしています。しかし、蒸気で発電するタービンが入っている建物には揺れの影響が見られました。タービンの周りのデッキの取り付け用のボルトが24本折れていました。1号機から4号機までの揺れに対して、5号機は2.6倍から3.9倍の揺れを記録しました。 中部電力は全ての原発は安全に停止し、外部への放射能の影響はないとしています。東海地震のエネルギーは今回の地震の180倍以上といいます。 今回の地震で出た影響をどのように捉え、対策に生かすのか、中部電力から県民へのわかりやすい説明が求められます。
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