長野放送局

2009年8月21日 10時1分更新

新フル県内で集団感染広がる


全国的に新型インフルエンザの患者が急増する中、県内での集団感染は20日までに66の団体で合わせて480人余りに上ることがわかりました。県では学校で2学期が始まったことから集団感染の拡大に警戒するよう呼びかけています。

県のまとめによりますと先月24日から20日までに、県内では、66の団体で合わせて485人が新型インフルエンザに集団感染したということです。
このうち80%以上は部活の合宿などで長野県を訪れた県外の大学や高校などの団体で占められています。
ラグビーの夏合宿が盛んな上田市の菅平高原でも大学ラグビーの強豪校、早稲田大学と関東学院大学の2つのチームで集団感染が発生し、今月15日と16日に予定されていた両校の練習試合が中止になるなどの影響が出ています。
県では、
「これまでは県外の団体の集団感染が目立ったが、県内ではすでに2学期が始まっていることから今後は学校での集団感染の拡大に警戒が必要だ」と話しています。