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最終更新:2009年8月17日(月) 15時46分

中国で日本の漫画家の「終戦」作品展

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 日本の漫画家たちが「終戦の日」の体験を漫画や文章でつづった作品の展覧会が、中国の「南京大虐殺記念館」で始まりました。

 この展覧会には、水木しげるさんや松本零士さんなど日本を代表する漫画家たちが、8月15日の体験や思いを漫画と文章でつづった作品が展示されています。

 160点を超える作品の中には中国で迎えた終戦の日を描いたものもあり、ちばてつやさんは「地獄の旅へ」という作品で、旧満州にある父親の勤務先の工場で玉音放送を聞く大人を見ていた当時の自分を振り返っています。

 中国が旧日本軍から受けた戦争被害を訴える南京大虐殺記念館で、日本人の戦争体験に関する展覧会が行われるのは初めてのことです。

 「日本人たちが当時どういう思いで終戦を迎えたのかというのを少しでもわかってもらえたらうれしいなと思います」(漫画家 ちばてつやさん)

 「漫画を通して人と人との間に理解の架け橋ができました。戦争の悲惨さは同じだった事がわかりました」(来館者)

 日本側の主催者は、一日1万5000人が訪れる場所が憎しみを増す場から相互理解の場へ変わるきっかけになればと話しています。この展覧会は3か月間続けられる予定です。(16日15:02)