小沢一郎代表代行は8日夕、鹿児島県霧島市内で開催されたみなよし稲生・同県第4区総支部長主催の「みなよし稲生国分地区総決起集会」に参加し、政権交代の必要性を訴えた。
みなよし総支部長は、小泉政権下の構造改革、それ以降の何をやりたいのかわからない首相が次から次へと出てくるという混乱した政治状況のなか、農家や事業を営む皆さん、雇用を打ち切られた人々など、地域の暮らしは疲弊し、「どげんかせないかん」「いけんかしちゃえ」という変革を求める声が満ち溢れていると指摘。国民生活を無視した自公政権を批判し、「地域で安心して暮らせる社会をしっかり築こう。本当に国民の皆さんと同じ目線で、同じ思いをし、同じものを食べ、暮らしながら政治を考える。そのことができるのは私、みなよし稲生しかいない」と、政治活動にまい進すると力説した。
「政治を変えよう。もう騙されない、こんな政治をやめよう。新しい政治をつくろう」と呼びかけるとともに、「全力で頑張る。火の玉となって突き進んでいく」と力強く決意を表明した。
小沢代表代行は、小泉政権以降、国際化の名の下に自由競争、市場原理万能の政策が推し進められた結果、大企業はさらに大きくなる一方、国民生活はレベルダウン、所得の格差が大きくなり、年金・医療といった問題が明るみに出たきと指摘。自身のポストや立場を守るためだけに汲々としている自民党政治から「国民の生活が第一。」の政治へ、国民の生活を守る、国民の立場に立った政治に変えることが必要だと説き、民主党が政権交代を主張する第一の理由だとした。
「何故こんなおかしな政権になってしまったのか、それは最終的には国民の皆さんの責任」だと続けた小沢代表代行は、「民主主義は国民の皆さんの一票一票の意思によって変えることができる、その機能を生かすことで緊張感のある政治が生まれる」と主張。どのような政権、内閣をつくるのか、国民が判断する権限を有する民主主義を定着させるためにも、政権交代が必要だとその意義を述べた。
そのうえで、「次期総選挙は、国民生活を本気なって考える政治にする、本当に民主主義を定着させる、この大きな意味をもった最大のチャンスであると同時に最後のチャンス」だと強調。「そのためには鹿児島から変えなくてはならない。本当に文明開化をつくったこの鹿児島の先輩のリーダーたち。この鹿児島の地から政治を変えよう」と民主党へのさらなる支持、支援を呼びかけた。
集会には約1500人が出席、会場内に入りきれずモニターで観るなどロビーにも人があふれ、政権交代を期待する人々の熱気で沸いた。
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