韓国語

ガイド:幡野 泉

韓国語講座の座長を務めるガイドが、韓国語をわかりやすくお教えします。

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季節から学ぶ韓国語

掲載日: 2006年 05月 30日

韓国にも「梅雨」はあるの?

日本は6月に入るとジメジメとした梅雨の季節に入りますね。お隣韓国にも「梅雨」はあり、韓国語で「장마(チャンマ)」といいます。時期は日本と同じでしょうか? 梅雨どきの韓国の人々の生活は……。ポイントとなる韓国語とともに、一緒に見てみましょう!

韓国の「梅雨」は、いつ?

梅雨
韓国の梅雨は7月がメイン。この時期の韓国旅行は折りたたみ傘を忘れずに
日本と同じような緯度にある韓国。韓国にも「梅雨」はあります。さて、その時期はいつ頃でしょうか。日本の本州の梅雨入りは、気象庁ホームページによると、平年6月4日頃から12日頃、梅雨明けは7月19日頃から27日頃ですが、韓国の梅雨入りは日本より遅く、平年6月下旬から7月下旬です。2006年の韓国の梅雨入りは、韓国気象庁(韓国語)の予報によると、梅雨入りが最も早い済州島で6月19日と予想されています。これは平年よりも少し早めになります。

日本で「梅雨」というと、「6月」というイメージがありますが、韓国は「7月」というイメージです。6月下旬から7月下旬にかけて韓国旅行に行かれる方は、Yahoo!天気情報−世界の天気などをチェックし、折りたたみ傘を忘れずに!

「梅雨」にまつわる韓国語をチェック!

それではここで、「梅雨」にまつわる韓国語を学んでみましょう。「梅雨」は、韓国語で「장마(チャンマ)」です。これに「節、季節」という意味の「철(チョル)」を付けると、「장마철(チャンマチョル)」−「梅雨どき」という意味になります。

梅雨にたくさん降るものといえば、言わずもがな「雨」ですね。「雨」の韓国語は「(ピ)」。韓国や日本で大人気の「ピ」という韓国人男性歌手がいますが、この言葉からきています。「ピ」だけだと、日本では少しピンときませんよね。なので、彼は「ピ−Rain」という名前で日本のマーケットに登場しました。「雨が降る」は、「비가 내리다(ピガ ネリダ)」。「雨が降っています」という文章は、「비가 내립니다(ピガ ネリムニダ)」です。

次に、天気を知ることができるもの、そう、「天気予報」ですね。「天気予報」は韓国語で「일기예보(イルギイェボ)」といいます。また、単に「天気」といいたいときは、「날씨(ナルシ)」という単語になります。「天気が良いです」は、「날씨가 좋습니다(ナルシガ チョッスムニダ)」。 「天気が良くありません」は、「날씨가 안 좋습니다(ナルシガ アン チョッスムニダ)」です。

では次に、梅雨どきに必要不可欠なもの、そう、「傘」ですね。「傘」は、「우산(ウサン)」です。韓国のホテルでは、傘を貸してくれるところも多いので、もし旅先で雨に降られてしまったらホテルのフロントやベルボーイに、「우산을 빌려 주세요(ウサヌル ピルリョジュセヨ)」−「傘を貸してください」と言って、貸してもらいましょう。

韓国の「梅雨」の風景

梅雨
韓国の人々は、折りたたみ傘をメインで使います
韓国にとって、梅雨は貴重な水資源。なんと年間降雨量の約30%が7月に集中しているのです。激しく降るときは、それこそ「バケツをひっくり返したような」雨が降ります。ソウルの街を旅していて、「都会の割に坂が多いなぁ」と思ったことはありませんか?そう、韓国は起伏が激しいので、水害も少なくありません。道路に雨水が溢れてしまい、通行者がショートパンツと素足にサンダルという出で立ちで、その中をジャブジャブ歩く姿を見かけたこともあります。

また、韓国の人々は、「折りたたみ傘」をメインで使う人が多いです。日本では、折りたたみではない普通の傘をメインで使い、折りたたみ傘を補助的なものとして持つ人がほとんどだと思うのですが、韓国の人々はそうではありません。日本の折りたたみ傘より一回り大きめのものを鞄の中に入れ、持ち歩いています。どうやら荷物になってしまう普通の傘を「うっとうしい」と思うようですね。「折りたたみ傘」の韓国語は、「접는 우산(チョムヌン ウサン)」。6月下旬から7月下旬に韓国に行かれる方は、「접는 우산(チョムヌン ウサン)」をお忘れなく!

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