パレスチナ自治区ガザで国際テロ組織アルカイダに共鳴する武装集団と、ガザを支配するハマスの治安部隊が衝突しました。16人が死亡、住民を含む100人以上が負傷した模様です。
衝突が起きたのはガザ南部のラファにあるモスクです。14日、国際テロ組織アルカイダに共鳴する武装集団「神の戦士」の指導者が、金曜礼拝に集まった支持者を前に「厳格なイスラム法に基づく国家の誕生を宣言する」などと演説しました。
これに対し、ハマスが治安部隊を派遣したことから衝突に発展、数時間に及ぶ戦闘の末、双方で16人が死亡し、住民を巻き込んで100人以上が負傷した模様です。
ガザでは、昨年末から今年1月にかけてのイスラエル軍による大規模攻撃以降、一部でより過激なイスラム主義へ傾倒する動きが出ています。(15日19:07)