東京地裁は14日、合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)の拘置延長を決定した。期間は15日から24日までの10日間。
押尾容疑者は、東京・六本木ヒルズのマンション一室で2日、一緒にいた元高級クラブ勤務の女性(31)が死んでいるのが見つかり、3日の尿検査で合成麻薬の陽性反応が出たため逮捕された。女性からも薬物反応が検出されている。
今回の拘置延長について板倉宏日大名誉教授は「まだ『違法な薬物と思わなかった』と供述している点を詰めていくのはもちろん、女性を残して逃げたため死亡したとして保護責任者遺棄罪、遺棄致死罪でも追及すると思います。まず麻薬取締法違反で起訴し、その後、保護責任者遺棄罪などで再逮捕、再拘留されるでしょう」と話した。