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民主・鳩山代表「靖国参拝せず、閣僚にも自粛求める」

2009年8月11日20時57分

 民主党の鳩山代表は11日、総選挙後に鳩山政権が実現した場合の靖国神社への参拝について、「当然、そのようなポスト(首相)に就いた時に参るつもりはないし、閣僚にも自粛をいただきたい」と語った。鳩山氏は首相の参拝に対し、A級戦犯合祀(ごうし)を理由に反対してきたが、自らが首相になってもその立場を貫く考えを明らかにした。

 総選挙前に開いた海外メディア向けの記者会見で、歴史認識に関する香港の報道機関の質問に答えた。

 岡田克也幹事長も同日、記者団に「(党の09年版)政策集に考え方は書いた。靖国に総理が行くべきでないというのは、党の歴代代表の一貫した姿勢だ」と述べた。政策集には「靖国神社はA級戦犯が合祀されており、総理や閣僚の公式参拝には問題がある」と明記。「何人もわだかまりなく戦没者を追悼し、非戦・平和を誓えるよう、特定の宗教性を持たない新たな国立追悼施設の設置に向け取り組みを進める」としている。

 また、鳩山氏は同じ会見で科学技術政策に関し、「予算を増額したい。首相の下に戦略本部みたいなものを立ち上げるのが肝要だ」と強調。9日に「しっかりと検討する」と述べた非核三原則の法制化については「果たして法制化に本当になじむかどうか議論したい」と発言を後退させた。

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