富岡地区製材協同組合(富岡町本岡、藤沢徳義代表理事)は5日、元職員の40代の女性が約3400万円を着服していたと発表した。今後、理事会で刑事告訴するかどうかを決めるという。
同組合によると、この女性は07年1月に採用。同年2月から今年5月29日まで経理を担当し、組合が資材購入先に支払う代金に1万~10万円を上乗せして計200回以上着服を繰り返していた。経理業務は女性が一人で担当しており、不正をチェックできなかったという。5月に不正が発覚し、女性が着服を認めたため、組合は7月10日付で懲戒解雇した。
女性は着服した金をパチンコや化粧品購入に使ったと話し、女性側からこれまでに約840万円が弁済されたという。
同組合の青木良光常務は「今後は外部の会計士に定期的にチェックしてもらう」と話した。【神保圭作】
毎日新聞 2009年8月6日 地方版