国内

カキの殻むきナイフ所持規制に加工業者の反応は?

7月27日 22時17分

 ダガーナイフなどの所持を禁じた改正銃刀法の施行から半年あまりが経過し、罰則猶予期限が7月4日で終了した。警察庁によると全国では計1万1744本が回収されている。

 昨年6月に東京・秋葉原で起きた連続殺傷事件で凶器として使用されたことを契機に改正された同法だが、全国各地では本来の規制対象となるはずのダガーナイフ以外のものが最も回収された結果となった。

 北海道警では、7月4日までに1367本の規制対象となる刀剣類を回収。そのうち、半数の735本はカキの殻むき用ナイフだった。また、カキ漁が盛んな県でも同様の傾向にあるようだ。

 このような結果になったか理由は、同法が以下の刀剣類の所持を禁止しているからだ。

・刃渡り5.5センチ以上の両刃
・形が左右対称
・先端が鋭利

 この結果、殻むき用ナイフの中には先端が鋭利なものもあるため、6月の下旬から規制対象になった。殺傷能力が高いダガーナイフを規制しようと改正されたはずなのに、結果は漁業関係者の必需品が規制された格好。漁業関係者の反応はどうなっているのか。

「まぁ、面倒臭いけど、仕方がないんじゃないの。一応、警察には提出して『大丈夫』と言われたから問題ないと思うけど」とはとある地方で水産加工業を営む男性。男性によると、殻むき用ナイフは使用しやすいように先端が丸く刃が付いていないものが一般的。また、業者や漁師が自身でナイフを作ることも珍しくないという。そのため、「少なくとも自分の周りでは、回収された人の話は聞いたことがない」と男性。

 一方、取り締まる側の同じ地方の警察関係者からは「個人的な意見」とした上で、こう話す。「警察庁から指示が来たから殻むき用ナイフを回収したけど、こういう規制ばっかりやってたら、そのうち何でも規制することになるように思うんだけど…」

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