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朗読会:吉永小百合さんが松川中生徒70人に原爆詩 「できること続けたい」 /長野

 長崎の64回目の原爆の日に合わせ、松川村の安曇野ちひろ美術館で9日、女優の吉永小百合さんが地元松川中の生徒向けに原爆詩の朗読会を開いた。吉永さんは1986年からボランティアで朗読会を続けており、生徒約70人は熱心に耳を傾けた。また吉永さん主演の映画で、戦時中の日本を描いた「母べえ」の山田洋次監督も出席し、戦時中の生活などについて対談した。

 吉永さんは「私ができることを続けたい」と語り、以前朗読会に参加した少女が長野で教師になり、学校朗読をしていると紹介。「平和を返せ」と訴える内容や、息子の母への思いがつまったもの、小学生の目から見た原爆の悲惨さを表現した詩9編を朗読し、涙を見せる参加者もいた。

 また6日の広島平和祈念式典に参加した松川中の生徒3人が「祈るだけでなく、学んで伝えることが大切」と話し、生徒らは広島、長崎の歌「折鶴」を吉永さんと合唱した。【渡辺諒】

毎日新聞 2009年8月10日 地方版

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