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【社会】

校内合宿の高1熱中症で死亡 水戸、剣道練習中

2009年8月8日 夕刊

 七日午後四時二十分ごろ、水戸市千波町の水戸短大付属高校で、一年生の高井竜也君(16)が剣道部の練習直後に意識を失い、搬送先の病院で約十二時間後に死亡した。水戸署によると、死因は熱中症とみられる。

 同署によると、剣道部は六日から九日までの予定で、高井君を含め部員八人が校内に泊まり込んで合宿中だった。七日は校内の剣道場で午前六時半から練習を開始。正午から約二時間の休憩を挟み、午後は防具を着けて試合形式の練習をした。

 高井君は練習を終え、防具を外した直後に意識を失ったという。練習には顧問の教諭一人も加わり、指導していた。

 水戸地方気象台によると、水戸市の七日の最高気温は二九・三度。防具を身に着けた状態だと体感温度はそれ以上とみられる。同署は指導に問題がなかったか調べている。

 同校の清水熙之事務長は「小まめに休憩や水分をとらせており、体調管理には気を配っていた」と話している。

 

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