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【グローバルインタビュー】私たちはテロリストではない ラビア・カーディル議長(下) (1/5ページ)
このニュースのトピックス:グローバルインタビュー
在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は7月末に実現した日本訪問で、ウイグル問題の平和解決を目指すとして中国最高首脳部との直接対話を求める一方、中国による統一工作と対立するチベットや台湾などの勢力とも連携を強めていく考えを明らかにした。(長谷川周人)
【強まる圧力】
米中枢同時テロ以降、中国は国際的な反テロ機運を悪用し、ウイグル人への圧力を強めてきた。同時テロをウイグル人を徹底的に弾圧する絶好のチャンスと受け止めたからだろう。
この中で中国共産党は、2つの宣伝工作を巧妙に行ってきた。まずはイスラム世界に対し、ウイグル会議と連携するウイグル人は欧米に寄っており、本物のイスラム教徒ではない、という。その一方で欧米諸国に対しては、彼らはイスラム教のテロリストだと宣伝するのだ。
この結果、中国はこの10年間で過去を上回る弾圧を行うことに成功し、米国もようやくそれに気づくようになってきた。一例を挙げれば、2008年1月18日、(中国新疆ウイグル自治区の)裁判所所長が、過去5年で1万5千人のテロリストを摘発したと発表した。もし本当にウイグル人の中にこれほどのテロリストがいるとすれば、大変なことだ。国際社会も驚くだろう。
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