しょうゆ2位のヤマサ醤油は120億円を投じ、国内の生産体制を一新する。2011年夏をメドにしょうゆの原液を最終製品に加工する工場を東京近郊に開設する。取引先の食品メーカーや小売りに多品種少量で供給する。スーパーなど小売業のプライベートブランド(PB=自主企画)も本格受注する。生産効率を高め、頭打ちの国内市場でシェア拡大を目指す。
新工場は千葉県成田市に建設する。物流センターを合わせた延べ床面積は2万6千平方メートル。用地の取得を含む投資額は120億円で、大半を自己資金でまかなう。国内で創業の地である千葉県銚子市以外に工場を持つのは初めて。
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