2009年8月7日 11時37分 更新:8月7日 13時20分
警視庁は7日、親族から捜索願が出されている歌手で俳優の酒井法子(本名・高相法子)容疑者(38)について、覚せい剤を所持していた疑いが強まったとして、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕状を取った。警視庁が酒井容疑者の東京都港区の自宅を家宅捜索したところ、微量の覚せい剤が見つかったという。
酒井容疑者の夫で自称プロサーファーの高相祐一容疑者(41)はJR渋谷駅近くの路上で3日未明、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。酒井容疑者は逮捕現場近くに姿を見せた後、長男(10)とともに消息が不明になり、高相容疑者の親族が4日午後、警視庁赤坂署に捜索願を出していた。
酒井容疑者の携帯電話の電波は4日午後3時ごろ、山梨県身延町付近で確認されたが、その後は電源が切れた状態という。
一方、長男は6日夜に都内で無事が確認された。赤坂署によると、酒井容疑者に頼まれた知人が3日から長男を預かっていたという。
捜査関係者によると、酒井容疑者と高相容疑者は別居していた。警視庁は、高相容疑者の逮捕後、千葉県内の高相容疑者の居住先や酒井容疑者が長男とともに暮らしていた港区内のマンションなどを家宅捜索していた。
酒井容疑者の所属事務所のサンミュージックの相沢正久社長は4日午後に記者会見を開き「とにかく連絡を下さい」と呼びかけていた。【町田徳丈】