09.08.07
(金)
きがるに瞑想してみよう
1ケ月ほど前から、ヨガを習い始めたのだが…、レッスンの終わりあたりに、「瞑想タイム」というのが、5分くらいある。部屋の照明を落とし、アロマスプレーをまいて、疲れた身体を安める時間だ。仰向けに寝て、リラックス出来る感じに、軽く大の字になる。深い呼吸をして、全身の力を抜く。これは、「やすらぎのポーズ」「無空のポーズ」というもので、ヨガの基本なのだそうだ。とくに考えもなく、運動不足解消のためにヨガをやっている自分でも、この時間は、「無になってみよう」と試みている。
しかし。
今まで、うまくいったことがない。
あんまりうまくいかないので「瞑想中、何を考えちゃったか」という反省をメモってみた。
・あー、おなかすいたな…、ごはん食べそびれてきちゃったもんなあ、でもヨガ後の1、2時間って、あんまり食事しちゃいけないんだよね、でも食べないのは辛過ぎるよなあ。富士そばのかけそばとか、食べちゃうか? そばはローカロリーだし。でも本当は、てんやの野菜天丼食べたいんだよなあ。しかしやっぱ運動後に天丼はいけないよな〜…。
(写真はイメージです)
・なかなか痩せない。いつ痩せるんだろうか…。もう一生ノースリーブ着れないかもしれない。下腹部もなあ…。ああ、この贅肉め、贅肉めっ、あああ…。
・うーん、かゆい、耳がかゆい…。昨日、掃除したばっかりなのに猛烈にかゆい。どうしてだろう。…あ、かゆさが移動した! 今度は頬がかゆい! かゆい、かゆいよ。かいてもいいかなあ…。ポリポリ。ああ、かいてもかゆいなあ…。今度は咳がしたくなってきたぞ。喉なんか全然悪くないのに…。変だなあ。ゲホゲホッ。
・こんなに汗をかいてるのに、突然尿意が…。何故に!? ひっこめ、ひっこめ尿意!
・私の背骨ってちゃんと地面につかないんだよなあ…。極度な猫背のせいだろうなあ、数週間ヨガに通ったからって、すぐには治らないよなあ。よおし、力を抜くぞう。よいしょー。あれ、抜けないぞ。よいしょー。あれ、力を込めて力を抜くって、やっぱり変だよな…。
・手のひらを上にしていると、漠然と不安になるなあ…。キモが小さいよ、自分…。
・あ、振り込みするの忘れた…。請求書書くのも忘れた…。そういえばあのお金、返ってこないなあ。やっぱり人にお金を貸す上限額って*万円だよなあ。そんで、もうあげちゃった気持ちになって、万が一返ってきたらラッキー、くらいにしておかないとなあ。人間関係は終わりになっちゃうんだよなあ。よくない、よくないことだよ…。かなしいことだ…。
いやもう、雑念だらけ。お金のことなんか考え出してしまったら、完全にアウトであろう…。
何かいい瞑想のヒントはないだろうか!? と、とりあえず情報集めに、図書館へ行ってみた。
■出来ることからやってみよう!
瞑想関連の書籍は、たくさんあった。仏教の本、キリスト教の本、無宗教のリラックス法の本。
とりあえずダライ・ラマの本を開いてみたら、
「準備運動として、五体投地を5万回するのもいいでしょう」
とあった。
…いきなりハードルが高過ぎる! 別のページをめくってみる。
「心は本質的に空なので、煩悩が心の本質となることはありません」
…なんとなく意味は分かるのだけれど、煩悩の塊である自分としては、そこに到達するまでの道のりが、長過ぎる気がした。
これはもう、当たり前だけれど、真面目な修行者のかたと同じレベルでやるのは無理だ、
自分の出来る範囲で、瞑想法をミックスして行えばいいんじゃないのか?
出来ることから始めよう! そう思い直し、いろんな本に目を通して、基本の方法をまとめてみた。
・心は平静、ニュートラルに
・両足は肩幅くらいにひらき、腕は身体からちょっと離して、手のひらは天井に向けて、背骨は伸ばす
・身体の緊張を抜く、呼吸に意識を向ける。身体が沈んでいき、地球とつながっていくイメージをする
・思考の波を止める、自分の内なる声に耳をかたむける
・無理にリラックスしようとしないこと、雑念がわいたら、まず受け入れて、それを客観的にみてみること(例:天丼食べたい…あれ、いま自分は、天丼食べたいって考えているんだなあ…)
・瞑想する時間は5〜15分くらい
これをふまえ、再度、トライしてみた。
キッチンタイマーを用意してみた。これで10分はかってみる。
ポーズがうまく出来ているか、いまいち自信ないんだけれど…。
………。
やっぱり無になるのは難しい…。
でも、「呼吸を意識する」「煩悩を受け入れて客観的にみる」の2つをやったら、雑念は減ったような気がした。
今後とも、諦めずにトライしてみたいと思う。
これが出来れば、疲労、緊張、不眠、頭痛なども、解消されるらしい。
寝る前にやると簡単だと思うので、興味があったら皆様も、お試しあれ。
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