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【社会】

酒井法子さん 知人の車で姿消す? 夫が逮捕現場に呼び出し

2009年8月7日 朝刊

 女優酒井法子さん(38)の夫高相祐一容疑者(41)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された際、東京都渋谷区の逮捕現場に酒井さんと知人男性がおり、警察官に渋谷署への同行を求められた酒井さんは「男性の車で署に行く」と告げた後、行方不明になったことが捜査関係者への取材で分かった。酒井さんの携帯電話は四日夕、山梨県身延町周辺を最後に電波を発しておらず、捜索願を受けた警視庁と山梨県警が行方を捜している。

 また、高相容疑者は逮捕時、ズボン内側に下げた巾着(きんちゃく)袋の中に覚せい剤を小分けにした袋三つを隠し持っていたことも判明。渋谷署によると、高相容疑者は「過去に覚せい剤を使ったことがある」という趣旨の供述をしており、同署は使用容疑でも調べる。

 捜査関係者によると、二日午後十時半ごろ、渋谷区内の路上で職務質問を受けた高相容疑者は、バッグや上着の所持品検査には素直に応じたが、ズボンの膨らんだ部分については拒否。「妻に電話していいか」「妻は有名人だ」などと話し、現場に酒井さんを呼んだという。

 警官が「ここは人目があるので交番に行きましょう」と言うと、酒井さんは「行く必要はない。ここでいい」と拒み、高相容疑者のズボンの膨らみについても「下半身の薬だから見せられない」などと話した。現場には、高相容疑者が呼んだ男性も到着。同容疑者は男性を「社長」と呼んでいたという。

 二時間近くに及ぶやりとりの末、高相容疑者が取り出した白い粉が簡易鑑定で覚せい剤と判明すると、酒井さんはその場で泣いたという。警官から渋谷署への同行を促されると「男性の車で行く」と言って別れたが、署には来なかった。酒井さんは黒っぽい格好でサングラス姿だった。

◆都内知人宅 長男を発見

 女優酒井法子さんと行動をともにしているとみられていた長男(10)が、都内の知人宅に三日から預けられていたことが警視庁赤坂署の調べで分かった。

 同署によると、五日になって、知人から「酒井さんに頼まれ、預かっている」と伝えられた別の知人が同署に連絡。六日午後七時すぎ、同署が都内で長男と確認した。長男は元気で確認後、知人宅に戻ったという。

 酒井さんは三日に行方が分からなくなり、夫の母が四日、同署に捜索願を出していた。

 

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