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和歌山・毒物カレー事件:林死刑囚が再審請求 「保険金詐欺以外は無罪」

 和歌山市園部で98年7月起きた毒物カレー事件で、殺人罪などに問われ死刑判決が確定した林真須美死刑囚(48)は22日、和歌山地裁に再審を請求した。林死刑囚は、有罪認定された7事件のうち保険金詐欺事件以外は無罪を主張している。

 林死刑囚の弁護団は、事件当日に園部地区内のガレージでカレー鍋の見張りをしていた林死刑囚が、一度帰宅、鍋の周囲が無人になる空白時間帯があったことが、次女の証言から新たに分かったと主張。死亡保険金目当てで97年2月、夫に亜ヒ酸入りのくず湯を飲ませたとされた殺人未遂事件は、自ら亜ヒ酸を飲んだとする夫の証言が得られたとした。

 毒物カレー事件は、98年7月25日、自治会の夏祭りで発生。67人が急性ヒ素中毒を発症、4人が死亡した。最高裁は今年4月、上告を退けた。【安藤龍朗】

毎日新聞 2009年7月22日 大阪夕刊

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