基準は自分
2009/08/03 21:31
自分が知っていること、体験したことがあることを、子どもが体験した時に自分の体験したことと全然違っていたら、どう思いますか??
今日、くわな家の長女は、15時から無料で教えてくれるという習字教室に行ってきました。 そこで、自分の体験した事とは全く違う場面に出くわして、とても戸惑ってしまいました。 私が通っていた習字教室は、とにかく厳しいところで、私語厳禁、忘れものも許されない、丁寧に書かなければ帰宅させてもらえない、それができなければ、何時間でも書き続けるという、ところでした。 でも、それだけ厳しいからこそ、字はとても上達しましたし、一貫した態度の先生のことを尊敬していました。 今回は、そんな私の「習字の常識」をまるっとひっくり返したような感じの教室でした。 私語をとがめられない。 3枚かいたら帰っていいよ、と言ってくれる。 紙を持参しなさい、と書いてあったのに、無償で紙を何枚もくれる。 どんなに雑に書いても、「上手!!」とほめてくれる。 ほぼすべてが、私が経験してきた習字教室とは正反対でした。頭の固い私は、「自分の経験」を基準にして物事をはかろうとしてしまいますので、違和感ありまくりで困ってしまいました。 そばにいると、つい口出ししたくなってしまうので、長男の保育園のお迎えを理由に、一時帰宅しました。 そして、短い時間ではありますが、自分の気持ちを整理することにしました。 私が通っていた習字教室がすべてではないんだ。 今回は、先生も会場も全く違う、別のものなんだ。 とにかく、一切の口出しをしないよう、やり方をしっかりと見るだけにとどめよう。 長男を迎え、もう1度、教室へ向かいました。 初体験の毛筆に夢中になっている長女。楽しくて楽しくてたまらない様子で、半紙に字を書きまくっています。 先生もそれを見て、上手、と何度も褒めてくれます。 褒められて長女はますます書きまくります。 それを見て、思いました。 最初は、こんな風に楽しいものだ、と思えるくらいがいいのかな…? 私のものさしではなく、長女のものさしで見てみることも大事かもしれない、と思ったのです。 長女は、夏休みの習字教室がある日は絶対に行きたい!!と行く気満々。しかも9月からは、本格的に習字を習いたいと言っています。 本格的に習うことになったら、私の「基準」である習字教室に通うことになります。 長女は、どんな反応を示すのだろう…? ちょっと楽しみです。 基準は自分、でいい時もあるけれど、それではちょっと困ることもある。そんな時は、臨機応変に対応しなければいけない。それを学ぶことができた、今回の長女のお習字初体験でした。 ちなみに。 今回の長女の初めての習字作品は、「のり」でした。
※掲載している写真は許可をとっています
この記事がいいと思ったらクリック
獲得数:
|