2009年08月04日(火)
VF甲府 経済効果17億円 Jリーグが調査報告書 ホームゲーム常時1万人超 地域の一体感評価
サッカーのJリーグは3日、「Jクラブの存在が地域にもたらす効果」と題した調査報告書を発表した。2部のヴァンフォーレ甲府(VF甲府)の経済効果は約17億円で、「特筆すべき効果」として、ホームゲームが常時1万人以上の観客を集めるイベントになっていることなどを挙げている。 調査は、地域性、所属リーグ(J1、J2)、リーグ加盟期間などのバランスを考慮し、J1の川崎、G大阪、大分、J2のVF甲府、仙台、愛媛の6クラブを抽出。今年2〜5月、地元自治体やスポンサー、サポーターを対象に意識調査をした。 報告書によると、VF甲府の「特筆すべき効果」として、1万人以上のイベント性のほか、地域のイベントやボランティアに選手が参加しているコミュニティー活動を挙げた。「幅広い活動はJリーグでも屈指で、地域の一体感やスポーツ文化、青少年の育成への効果は大きい」などとしている。 6クラブを調査した総括としては、Jクラブはさまざまな経済効果を与えるとともに、社会貢献的な取り組みをする「ソーシャルビジネス」(社会的企業)としての性格を持つと強調。「地域の重要無形文化財になりうる」と結論付けた。
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