10円賭けて少年10人有罪 インドネシア、厳罰に批判
【ジャカルタ=矢野英基】インドネシアの首都ジャカルタ郊外にあるスカルノ・ハッタ空港で、千ルピア(約10円)の賭けゲームをした10代の少年10人が賭博容疑で警察に逮捕され、有罪判決が下った。弁護側や人権団体は「単なる遊びなのに厳しすぎる」と反発し、警察や司法機関に批判が集まっている。
地元紙によると少年たちは空港の近くの集落に住む12〜16歳の少年。授業の合間に空港で旅行者の靴を磨いて1日に約2万ルピア(約200円)を稼ぎ、生活費の足しにしていた。5月末、客待ちの暇つぶしにコインの裏か表を言い当てる賭けをしていて逮捕された。刑法では賭博罪の罰則は最高で禁固5年。バンテン州タンゲラン地裁は7月末の判決で実刑は科さなかったが、少年たちを有罪と認定し、保護観察下に置いた。
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