アニメやマンガ、ゲームのキャラクターになりきる「コスプレ」世界一を決めるイベント「世界コスプレサミット2009」(主催・テレビ愛知)が1日、名古屋市で開幕した。初日の午前中は繁華街・栄(中区)の錦通りを200メートル通行止めにして、日本を除く14カ国の代表チームがプレミアムパレードを実施。テレビアニメ「ガンダム」の主人公アムロのコスプレをした河村たかし名古屋市長と記念撮影を行った。イベントは3日まで。
「世界コスプレサミット」は03年にスタート。日本や米国、フランス、イタリア、ブラジルなど各国の予選を勝ち抜いた代表チームが、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う。今年は史上最多の15カ国30人が参加。7月29日には各国代表コスプレーヤーが外務省を表敬訪問していた。日本代表コスプレーヤーは2日に決まる。
雨の中行われたプレミアムパレードは、各国代表28人が「けいおん!」や「新世紀エヴァンゲリオン」などのキャラクターになりきり、約20分間レッドカーペットを歩いた。河村市長はパレードに先立ち、徳川宗春にふんした“宗春道中”を行い、アムロへ早着替え。「名古屋をおもしれー街にせなかん」とコメントした。また、秋元康さんがプロデュースし栄で活躍するアイドルグループ「SKE48」は、プレミアムパレードで各国のプラカードを掲げた。
1日午後は同区の繁華街・大須(おおす)で、各国代表が一般のコスプレーヤー約300人とパレードを行う。2日は複合商業施設「オアシス21」(東区)でコンテストが開かれ、世界一のコスプレチームが決定する。審査員は声優の古谷徹さん(55)、マンガ家の永井豪さん(63)、浜田ブリトニーさん(自称20歳)、歌手の水木一郎さん(61)ら。日本代表選考会は同日夜に行われる。【服部美央】
2009年8月1日