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第2回 未成年の飲酒〜体への影響〜
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「66.2%」。これは、中高生が、お酒を飲んだことがあると答えた割合です。「大人の気分を味わってみたかった」、「すすめられて、つい」などが、飲んでしまった理由です。未成年はお酒を飲むことを禁じられています。それには、わけがあります。
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アルコール依存症は、お酒を飲まずにはいられなくなる病気です。中学一年でお酒を飲み始めアルコール依存症になったAさんは、19歳のときには、酔っていないと不安を感じるようになっていました。朝起きたときにまず心配になるのが、今日お酒を買うお金があるかどうかだったといいます。その後、医師に、もう一滴でも飲んだら命の保証はできないと言われます。ひと口でも飲めば、すぐお酒なしではいられなくなるAさん。今、週に二日、依存症の仲間とお互いに励まし合うことで飲む誘惑を振り切っています。
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体内に入ったアルコールは肝臓で有害なアセトアルデヒドに変えられ、さらに、無害な酢酸に作り変えられます。しかし、処理しきれないアルコールとアセトアルデヒドは血管を通じて全身へ運ばれ、脳の機能をまひさせます。有害物質によって長い時間刺激を受け続けると、脳は、体にアルコールがある状態を本来の状態だと記憶してしまいます。すると、お酒が抜けると脳は元に戻そうと、お酒を飲むよう命令を出すようになります。アルコール依存症は、本人の意思とは関係なく、お酒を飲まずにはいられなくなる病気なのです。
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アルコールを飲み続けると、内臓などに悪影響を及ぼします。肝臓は限界を超えると細胞が壊れ、肝硬変になります。つねにアルコールで刺激を受けつづける食道は、傷つき、がんが発生しやすくなります。心臓は血液を押し出す力が弱まり、血が溜まって心筋症が起きやすくなります。アルコール依存症。それは一度かかると治らず、一生お酒の誘惑と戦い続けなくてはならない病気なのです。
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未成年者がお酒を飲むことで最も心配されることは、脳への影響です。10代でお酒を飲み始めた人の脳を正常な脳と比べると、空洞化して黒く見える部分が増えていることがわかります。脳の神経細胞はアルコールでこわれやすく、大人の脳へ発達する時期にお酒を飲むと、神経細胞が壊れ、脳は縮み、空洞化します。そして、正常な脳に戻ることは二度とありません。サーモグラフィで見ると、空洞化して縮んだ脳は脳の前の部分の血液の流れが悪くなっています。こうなると集中力が落ちたり、感情が乏しくなったりします。
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平成16年、東京都では1068人の未成年者が急性アルコール中毒で病院に運ばれました。急性アルコール中毒は、アルコールと有害なアセトアルデヒドが脳をまひさせることによって起こります。有害物質が少しだけなら、まひは外側だけで止まります。しかし、一気飲みなど短時間に大量の有害物質が入ると、まひは急速に脳の中心にまで及び、意識不明になります。呼吸が止まることもあり、短時間で命が危険にさらされる。これが、急性アルコール中毒の怖さです。
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未成年者がお酒を飲むことは、脳や体に害を及ぼし、アルコール依存症になる危険性を高めます。みなさんに質問です。「一人で飲むことがありますか?」。「飲んだときの方がうまくとけこめますか?」。「酔ってやった事を、次の日思い出せないことがありますか?」。「二日酔いで休んだことがありますか。または、保健室で寝ていたことがありますか?」。もし、一つでも当てはまれば、あなたはアルコール依存症の可能性があります。あなたは、大丈夫ですか。
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