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ウルムチの騒動で1万人近いウイグル族が行方不明=亡命活動家

2009年7月29日

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 [東京 29日 ロイター] 亡命ウイグル人の活動家、ラビヤ・カーディル氏は29日、今月初めに中国新疆ウイグル自治区で起きた騒動に関わった1万人近いウイグル族が行方不明になっているとし、この暴動の真相について国際社会による調査が必要だと訴えた。

 同氏は亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の代表を務めている。

 今月5日にウルムチで、ウイグル族労働者が漢民族労働者に襲撃されて死者が出た事件に対するウイグル族のデモを警察が阻止しようとしたことから、ウイグル族が漢民族を攻撃、騒乱に発展した。その数日後、漢民族が報復攻撃を行った。

 当局発表によると、この暴動による死者は192人。

 カーディル氏は当地で開かれた記者会見で、当局発表の数字は信じないとし、「デモに参加していた1万人近くが一夜にしてウルムチから姿を消した」と述べた。その上で、この暴動の真相を明らかにするため、独立した調査チームの派遣を国際社会に求めた。

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