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カーディル氏来日に不快感 「犯罪分子」と崔中国大使

 インタビューに答える中国の崔天凱・駐日大使
 インタビューに答える中国の崔天凱・駐日大使

 中国の崔天凱駐日大使は27日、共同通信などとのインタビューで、世界の亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席について、新疆ウイグル自治区ウルムチでの5日の大規模暴動を扇動した「犯罪分子」と名指しで非難し、28日から予定している日本訪問に不快感を表明した。

 大使は暴動を日本の地下鉄サリン事件(1995年)に例え、「事件の首謀者の訪問を他国が受け入れれば、日本国民は反発するだろう」と指摘。中国人も同じ感じ方をするとし、カーディル主席訪問をめぐり日本の関係当局にも「明確な態度」を伝えたと説明した。

 大使は、扇動があったとする根拠について、世界ウイグル会議が暴動の前に、「暴力犯罪事件」を起こすことを決定し「犠牲を恐れない」としたことがインターネットのサイトで分かると指摘。また暴動当日、カーディル主席らが自治区の人々に電話や携帯電話のメールで連絡し、自分の家族には「身の安全に注意しなさい」と指示したことも根拠に挙げた。(共同)








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