立花町の嘱託職員、熊本和彦容疑者(52)=同町山崎=が自宅などに差別的な文書を送り、被害者を装って町役場に持ち込んだ事件で、地検八女支部は28日、熊本容疑者を偽計業務妨害罪で地裁八女支部に起訴した。
起訴状によると、熊本被告は07年8月、自宅などに差別的な表現をしたはがきやカッターナイフの刃を同封した封書などを郵送。役場に持ち込み対策会議を開かせ、業務を妨害した。町に自分の雇用を継続させることが目的だった。
町によると、熊本被告は02年に採用され、地域活動指導員として、同和教育などを担当していた。町は「町に対する町民の信頼を損なわせた」として、近く解雇する方針。
〔筑後版〕
毎日新聞 2009年7月30日 地方版