宮崎放送局

2009年7月26日 21時52分更新

都城高専の教授が無届け兼業


国立の都城工業高等専門学校の50歳代の男性教授が、就業規則に違反して、無届けで私立学校で授業を行っていたことがわかり、都城高専は、この教授を懲戒処分にする方針です。

都城高専によりますと、就業規則では兼業は学校長の許可を受けた上で週4時間まで認められていますが男性教授は、一部の教科について兼業許可申請書を出していなかったということです。
ことし5月中旬に東京の国立高等専門学校機構に告発があり、都城高専が調査委員会を設置し、教授や私立学校から話を聞いて調査した結果、無届けでの兼業は平成17年4月からことし5月までのおよそ4年間に渡り、授業時間だけで255時間にのぼることがわかったということです。
都城高専は、無届け兼業の間、高専の仕事をしていなかったとして、教授に対し、75万円あまりの給与の返還を求めるとともに、27日にも、懲戒処分を決める方針です。
調査委員会に対して教授は、事実を認めたうえで「非常に反省している」と話しているということです。
この教授は、授業と関係ないリポートで単位を認めていた、などとして、6月下旬、学校から改善を求められていました。