千葉北署では、仲田敬行容疑者への取り調べが続いています。また、保護から一夜明け、警察は、豊田智美さんからも少しずつ話を聴いています。
仲田容疑者の車は事件翌日の午前に、栃木県の東北自動車道・佐野藤岡インター近くのガソリンスタンドで給油したという情報を最後に、足取りがわかっていませんでした。
しかし、警察のその後の調べで、智美さんが「佐野藤岡インター近くの細い道に車を止めた」と話していることなどから、警察は周辺を捜索。智美さんが連れ去られたとみられる車を発見し、鑑定を進めています。
また、これまでの調べで、仲田容疑者は団地の2階で豊田愛子さんを殺害した後、3階の部屋にいた智美さんを無理やり連れ去った疑いが持たれていました。
さらに保護された後の事情聴取などから、智美さんは、連れ去られる際、血を流して倒れていた愛子さんの横を通り、母親が瀕死の状態であることにも気がついていたということです。
智美さんは警察に対して、「あんな状況で何も考えられなかった。逃げたらお母さんみたいになるかもしれないと思って怖かった」と、仲田容疑者への強い恐怖心があったと話しているということです。(24日17:31)