千葉市の団地で元交際相手の女性の母親を殺害したうえ、この女性を連れ去ったとして男が逮捕された事件で、この男が母親が自殺したという趣旨の供述をしていることがわかりました。
この事件は今月18日、千葉市の団地で豊田愛子さん(61)を殺害したうえ、二女の智美さん(22)を車で連れ去ったとして、殺人と監禁の疑いで仲田敬行容疑者(28)が逮捕されたものです。仲田容疑者は25日、身柄を千葉地検に送られました。
仲田容疑者は愛子さん殺害について容疑を否認し続けていますが、その後の調べで、愛子さんが自殺したという趣旨の供述をしていることが警察への取材で新たに分かりました。
しかし、現場近くの駐車場付近からは凶器とみられる刃物が見つかっていて、刃物には仲田容疑者が血の付いた手で触った跡がついていたことが分かっています。
また、仲田容疑者が智美さんを連れ去った際に使用した車が、24日、栃木県内で発見されましたが、智美さんは「車を捨てた後はタクシーとバスで羽田に向かった」などと話しているということです。
警察は車の詳しい鑑定を進めるとともに、事件の経緯についてさらに調べを進めています。(25日23:09)