最終更新: 2009/07/25 23:36

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千葉市女性殺害・次女連れ去り事件 逃走劇の足取りが徐々に明らかに

千葉市の団地で、28歳の男が元交際相手の女性の母親を殺害したうえ、女性を連れ去り逃走先の沖縄県で逮捕された事件で、逃走劇の足取りが明らかになってきた。
仲田敬行容疑者(28)は25日朝、頭からジャンパーをかぶり姿を現し、千葉地方検察庁へと送られた。
仲田容疑者は、連れ去った豊田智美さん(22)と共に、沖縄・那覇市で身柄を確保された。
その仲田容疑者の、犯行から逮捕までの6日間の足取りが、関係者の証言から徐々に明らかになってきた。
19日午前9時30分ごろ、2人を乗せたタクシー運転手は、FNNの取材に対し「会話は何もなかったね」と語った。
タクシーは栃木県の佐野藤岡インター近くのショッピングモールから、高速バスのターミナルまで1km足らずの距離を走ったという。
2人を乗せたタクシー運転手は「沖縄行くっていうのは言っていた。ただ軽装だったから、着替えも何もなかったからおかしいと思った」と語った。
運転手は、午前9時50分発、羽田行きのバスに間に合うように、ターミナルで降ろしたという。
2人は19日、羽田空港からおよそ1,500km離れた沖縄へ飛んだ。
その2日後の21日、2人は那覇市内の不動産業者を訪ね、アパートの契約申し込みをしようとしたという。
不動産業者は「普通の観光客のカップルで、女性は口が少ない。3万円台を見たいということで、まず3万円台の見に行きましょうかということで案内しました。もっぱら話すのは仲田容疑者だったんですけれども、いざ申込書の書くときには、智美さんに渡して、あれっと思ったんです」と語った。
智美さんは、賃貸アパートの申込書に、自分の名前として仲田容疑者の姉の名前を書き込んだ。
2人は21日、22日、23日と、3回にわたってこの不動産会社を訪れた。
不動産業者は「1回目、わたしが案内して、申込書まで書いてもらって、翌日に申込書を持ってきたんですけど、そのときに携帯電話の番号が書いてなかったものですから、智美さんが、また携帯を取ってから2〜3日後にまた来ますと」と語った。
2人はこの不動産業者の後に訪れた携帯電話販売店を出たところで、警察によって身柄を確保された。
25日に押収され、2人が藤岡に残していった車には、これまでの調べで、持ち主が車を売ったときについていなかったカーテンが、後部座席につけられていたことが新たにわかった。
また、仲田容疑者は智美さんについて、「犯行時も逮捕時もまだ好きだった」と話す一方、「生きている愛子さんに会い、血を流して倒れているのを見た」と、つじつまの合わない供述をしている。

(07/25 17:59 沖縄テレビ)


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