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  2009年7月25日 (土)   【本部事務局移転のお知らせ】

【台湾歌壇がNHKへ抗議書を送付】

 短歌を愛する日本語族の集い「台湾歌壇」(蔡焜燦会長)が、NHKの「JAPANデビュー・アジアの一等国」への抗議書を送付した。抗議書には、11首の短歌も添えられ、「何故に日本と台湾の友好関係を阻害しようとするのか」との気持ちが詠まれている。下記に、抗議文と短歌をご紹介したい。



 福地茂雄NHK会長 殿
 NHKの偏向番組に対して抗議し訂正を要求
                                台湾歌壇有志一同(60名) 
                                文責 台湾歌壇代表 蔡焜燦

 私どもは日本領台時代に日本国民として生れ、日本人としての教育を受けた所謂日本語世代がメンバーの中心となり、日本の伝統的な短歌を40年以上詠み続けている「台湾歌壇」の有志です。美しい日本語とその心に魅せられて、命ある限り短歌を詠み続けてゆこうと、高齢化の進む中でお互い励ましあって今日に至っております。

 貴社が去る4月5日に放送した「JAPAN デビュー・アジアの一等国」は放映と同時に日本のみならず台湾の多くの人々から批判の声が上がっています。
その編集に偏向、歪曲、捏造があったとしてインタビューを受けた人々からさえ、批判の声が上がっているにもかかわらず、あくまで「番組には問題はなかった」として、多くの方々の疑問や批判に公開説明または訂正される様子は見られません。しかし、あの番組は確かに恣意的な編集が目立ちすぎます。
例えば「日台戦争」にしても「人間動物園」にしても、インターネットで検索しても回答が出ない、または「定説ではない」言葉を、日本の公共放送であるNHKが堂々と使用するその意図はどこにあるのでしょうか?

 歴史を振り返り、未来に生かしたいなら、なぜマイナス面のみを誇張し、インタビューを受けた人々の言葉を、編集の都合の良いところだけ繋ぎ合わすのでしょうか。その真意を解し兼ねます。インタビューを受けた方々を困惑させ傷つけ、悲しませ、また高士村の善良なパイワン族にいたっては、お年寄りのの言った意味とは全く異なる「人間動物園」に結びつけるなどは、ひどい捏造ではありませんか。貴社のそういった編集態度を私どもは見逃すことが出来ません。またこれを見た台湾を知らない日本の人々が、台湾を誤解してしまうことを深く憂うる者であります。

 私ども日本語世代の台湾人は、知日、親日、愛日、懐日(日本を懐かしむ)はあっても、「反日」はいません。そういった日本語世代の人々の感情を傷つけた「JAPAN デビュー・アジアの一等国」の番組に対して、私ども有志一同はこの番組の偏向、歪曲、捏造の編集態度に抗議し訂正を要求いたします。

  以上。

 平成21年 7月15日

 NHKへの抗議書に添えて(短歌十一首)

                        蔡焜燦
○ 「日本の恥かき協会」台日のよき絆をばゆめ汚すなよ
○  あな哀れ「日本呆送協会」よ 歪むるなかれ正しき歴史

                         鄭※耀 (※土へんに良)
○  日本人になり切る外に選択肢無かりし我等昭和の時代
○  日本人になり切らんとせる人等指し反日と言ふ現なるかや

                        蔡西川
○  NHKよそんなに日本が憎いのか「正論」の記事を肯ひて読む

                        荘進源
○  親日の台湾人に無情なる打撃あたへし君にくらしや

                        黄教子
○  なにゆゑに自国の悪のみ流すかと「JAPAN・デビュー」見つつ悲しも
○  日台の絆の強さを確信す「JAPAN・デビュー」への抗議の声に

                        游細幼
○  台湾は心の故郷教へ子は吾子とふ恩師訪ふ墓参り
○  帰国せし米寿を迎ふる吾が恩師のひとり暮しに思ひ走らす

                        李錦上
○ 引き揚げの恩師見送る寂しさに拭ひし涙胸に残れる


抗議文原本


短歌原本


高砂義勇隊記念碑を守った簡福源さんの告別式執り行われる】

 6月28日に逝去された烏来郷高砂義勇隊記念協会理事長だった簡福源(タリ・ワタン)さんの告別式が7月14日、台北県烏来郷の駐車場広場で斎行された。告別式には、本会から小田村四郎会長の名代として薛格芳・青年部長が参列。台湾留学中の早川友久・理事も参列した。薛部長から当日の模様のレポートが届いたのでご紹介するとともに、改めて簡福源さんのご冥福をお祈り申し上げます。>>>レポートはこちら

 なお、7月19日には、訪台した本会の片木裕一理事や金光俊典・本会千葉県支部事務局長ら10名も高砂義勇隊慰霊碑に参拝するとともに、簡福源さんのご自宅を訪れ、ご遺族をお見舞いした。
 今年3月、県政府との和解により、撤去された石碑の復元や公園としての整備が進められているが、工事はまだ道半ばの模様。御案内いただいた方の説明よると、最近は工事も滞りがちとのことで、一刻も早い完成が望まれる。 


【整備工事途中の高砂義勇隊記念碑。石碑を覆う竹垣はまだ外されていない】


【新刊紹介】喜安幸夫氏原作の『日中激戦!!東シナ海-日・中・台震動2010』

 今や『大江戸番太郎事件帳』、『献残屋』はたまた『菅原幻斎怪異事件控』などの時代小説作家として名を馳せている喜安幸夫(きやす・ゆきお)氏は、一方で『台湾の歴史』や『台湾島抗日秘史』の著者として、あるいは「台湾週報」の前編集長として台湾関係者にはよく知られた方だ。また、これまでに『日本中国開戦-激震襲う台湾海峡』や『新日中戦争-尖閣諸島を奪回せよ!!』(いずれも学研の歴史群像新書)など、日中が軍事衝突する近未来シミュレーション小説も発表している。
 昨年7月末、その第3弾として『日中激戦2010-東シナ海艦隊決戦』を出版した。
 上海万博の開催を目前にした2010年4月、尖閣諸島近海で遭難しかかった自衛官が見かけた怪しい光から物語ははじまり、中国が尖閣諸島へ侵攻を企て、迎える日本は自衛隊を真に戦える組織とするための新兵器の量産に入る。「鷹」と称される無人戦闘機(UAV)や「鮫」と称される無人潜航艇(UUV)など日本の最新兵器として登場する。そして、日本に新政権が樹立され、日本と中国の間で戦端が開かれる……。
 この『日中激戦2010-東シナ海艦隊決戦』を原作に、このたび学研の歴史群像コミックスとして『日中激戦!!東シナ海-日・中・台震動2010』(作画:細井雄二)が出版された。
 小説と違ってかなり単純化されているので、読みやすい。なぜ日本は中国の覇権主義、膨張主義に立ち向かうのかがよくわかる。
 このシリーズには小崎原英敬(おざきばら・ひでたか)なる代表が率いる「日台フォーラム」なる台湾研究フォーラムを模したと思われる民間団体が出てきて、日台関係を結ぶ重要な役どころを担っているのも見逃せない。

■著者 喜安幸夫、細井雄二
■書名 日中激戦!!東シナ海-日・中・台震動2010
■体裁 四六判、並製、174ページ
■版元 学研(RGC歴史群像コミックス)
■定価 1050円(税込)
■発売 平成21年7月10日

■著者 喜安幸夫
■書名 日中激戦2010-東シナ海艦隊決戦
■体裁 新書、256ページ
■版元 学研(歴史群像新書)
■定価 980円(税込)
■発売 平成20年8月1日


7月25日(土)、大阪府支部設立準備会が柚原正敬事務局長を講師に講演会
     〜演題は「NHK『JAPANデビュー』が引き裂く日台関係」〜

■日時:平成21年7月25日(土)午後2時〜4時30分(開場1時30分)

■会場:大阪市立難波市民学習センター 講堂
     大阪市浪速区湊1-4-1 OCATビル4階

■講師:柚原正敬氏(日本李登輝友の会常務理事・事務局長)

■演題:「NHK『JAPANデビュー』が引き裂く日台関係」

■参加費:1,000円

■定員:120名

お申し込み詳細などはこちらから


平成21年7月26日(日)、神奈川県支部が児玉神社例大祭に参列<参列者募集中!>

 ■日時:平成21年7月26日(日) 午前11時より斎行
   ※10:45までに児玉神社へお越し下さい

 ■玉串料:1,000円

 毎年、支部行事として第4代台湾総督の児玉源太郎大将をご祭神とする江ノ島の児玉神社例大祭に参加させて頂いております。本年も支部として参加いたします。
 つきましては、当会としての人数把握を7月23日までにいたしたく、参列御希望の方は下記へ23日までに、ご一報のほど御願いします。支部以外の方のご参列も大歓迎です。
 なお、神奈川県支部の佐藤雅彦・事務局長が10:00小田急「片瀬江ノ島駅」前にて慣れない方のためにお待ちしております(10:00過ぎたら移動します)。 また、例年行われています食事会については今のところ未定ですが、お申し込みいただいた方には決定次第、再度お知らせ致します。

 ※お申し込み詳細などはこちらから


◆【袋井市で鳥居信平の胸像除幕式執り行われる】

 7月12日、静岡県袋井市で鳥居信平の胸像除幕式が行われました。台湾からは曹啓鴻・屏東県長、郭玲玲・奇美博物館館長、丁K士・屏東科技大学教授夫妻、徐芬春・屏東県政府文化処処長など、また日本側は原田英之・袋井市長や秋田稔・同市議会議長、令孫の鳥居徹・東大教授、ジャーナリストの平野久美子さん、山本貴史・同市議会議員(本会静岡県支部支部長)、台北駐日経済文化代表処の羅國隆・文化組副組長、台北駐日経済文化代表処横浜分処・黄明朗処長など約100名が参列して盛大に挙行されました。 >>>続きを読む


平野久美子『水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平』
    〜李登輝元総統も「この偉業を語り継ぐ義務が、我々にはあるでしょう」と推薦〜

 本会メールマガジンで、5月13日発売の「SAPIO」誌(小学館)で、ノンフィクション作家の平野久美子氏が鳥居信平(とりい・のぶへい)について執筆していることをお伝えした際に、単行本として『水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平』を出版することもお伝えした。昨日、鳥居信平の軌跡を初めて描いたこの本が発売された。
 帯の推薦の言葉は李登輝元総統が書かれている。
 「鳥居信平がつくった地下ダムが、今も役に立っている。実に頭の下がる思いがします。この偉業を語り継ぐ義務が、我々にはあるでしょう」

 本書は、日本でほとんど知られていない鳥居信平の初の評伝であり、実によく目配りされている。
 平野久美子さんは大正12年(1923年)に完成した地下ダム「二峰[土川]」(にほうしゅう)のある屏東県へ何度も取材に訪れ、その工法に驚いて研究しはじめた丁K士(てい・てつし)国立屏東科技大学教授をはじめ、胸像を制作した許文龍さん、当時の工事に参加したパイワン族の歴史を口伝する女性、ご長男で南極観測の越冬隊隊長を2度つとめた鳥居鉄也氏、その妹の月島峰子さん、生まれ故郷である静岡県袋井市の方々などの関係者もさることながら、素人にはいささか分かりにくい地下ダムについては専門家の解説や評価を取り込み、鳥居信平が勤務していた台湾製糖の歴史を台湾の糖業史とからめて解説している。
 鳥居信平の二峰[土川]は八田與一の烏山頭ダムや嘉南大[土川]に先行しているので、それとの対比もきちんとなされている。
 さらに平野さんは、社命があったとはいえいったい「何が信平を突き動かしていたのか?」という視点も忘れない。鳥居信平や八田與一という先人の努力と気概はいったいどこからきていたのか、モチベーションを探るのである。平野さんは「私利私欲を排して公益に尽くす気概や国造りの大志」があったからではないかと説く。実に平野さんらしい視点であり、それはまた台湾のお年寄りたちが「多くの日本人が、台湾のために献身的に働いてくれた」と評価することへの「解」ともなっている。

■著者 平野久美子
■書名 水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平
■体裁 四六判、上製、240ページ
■発行 産経新聞出版
■発売 日本工業新聞社
■定価 1,680円(税込)


 【日本語・中国語併記の平野久美子執筆『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』
           (日台水の絆 水の優しい心情を知る−鳥居信平の物語)お申し込みはこちらから】



 上記では日本語版の『水の奇跡を呼んだ男』をご紹介していますが、それに先立って、屏東県政府は4月21日に行われた鳥居信平の胸像の除幕式に合わせ、平野久美子さん執筆による『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』(日台水の絆 水の優しい心情を知る−鳥居信平の物語)を出版している。日文と中文の併記になっており、写真もたくさん掲載している。この屏東県版の著書については、通常の書店では扱っておりませんので、本会までお申し込みください。お申し込みは「お申し込みフォーム」、メール、FAXでお願いします。代金は後払いです。どしどしお申し込み下さい。

■著 者:平野久美子
■書 名:『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』(日文・中文併記)
■発 行:屏東県政府
■定 価:1,200円(送料:160円)*代金:後払い

■申込み:
・お申し込みフォーム
・メール
・ FAX


【李登輝元総統、9月4日から訪日】

 李登輝元総統が9月4日から訪日するとの連絡が本会事務局にありました。詳細はまだ未定ですが、講演会の開催が予定されているとのことです。主な滞在先は東京とのことで、詳細が入り次第、本会HPでもお知らせする予定です。


◆【遂に悲願達成! 本日、参議院本会議で出入国管理改正法案が可決】
    〜外国人登録証、台湾人の国籍表記は「中国」から「台湾」へ〜


 3カ月を超えて日本に滞在する外国人を対象とする新しい在留管理制度を規定した改正出入国管理法が8日の参院本会議で可決され、成立しました。法案可決によって、従来の「外国人登録証」(外登証は廃止され、新たに「在留カード」が交付されることになります。新制度の施行は3年以内の予定です。
 従来、本会をはじめとする日台友好団体は、外国人登録証の国籍欄「中国」を「台湾」に改正するよう、長年にわたり求めてきましたが、今般の改正入管法の可決により、国籍欄に「台湾」と表記できることになります。悲願達成にご協力いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。1日も早い制度の施行を期待するばかりです。【事務局】


◆【千葉県議会が「NHKの偏向報道に関する調査と行政指導を求める意見書」を可決】
 
 6月定例県議会を開いていた千葉県議会は最終日の昨日(7月8日)、「日本放送協会(NHK)の偏向報道に関する調査と行政指導を求める意見書」を賛成多数で可決した。快挙である。

 この「意見書」は、「メディアの放送法遵守を求める会」(近藤将允代表)が鈴木良紀議員など16名の紹介議員をもって、6月18日に受理された請願「日本放送協会(NHK)報道の行政指導実施を要望する意見書の提出について」を受けて審議されていた。

 下記に可決された「NHKの偏向報道に関する調査と行政指導を求める意見書」をご紹介したい。ただし、これは総合企画水道常任委員会に付託された案文で、可決された正文ではない。後日、正式な意見書を改めてご紹介したい。

 NHK「JAPANデビュー」問題はまだまだ長引きそうだ。NHKは頑なに「番組内容が偏向していたり、事実関係に間違いがあるとは考えていません」との姿勢をとる。裁判も本格的に始まる。

 全国の自治体でも、千葉県議会にならって、次回の9月定例会で同様の意見書を採択していただきたい。やはり、日台の次世代をになう子供たちのためにも、公共放送のあり方を正すためにも、「主務大臣による調査」などを促す措置が必要だ。


 日本放送協会(NHK)の偏向報道に関する調査と行政指導を求める意見書(案)

 公益性から法人税を免除されている日本放送協会、NHKは、放送法に基づき、「公正・公平・中立」な番組編集を大前提として、視聴者の受信料により成り立ち、放送を行っている。

 そのNHKで本年4月5日に放送されたNHKスペシャル─JAPANデビュー」第一回の「アジアの“一等国"」は、台湾統治時代の日本が台湾人を差別や弾圧ばかりしていたかのような印象を視聴者に与える報道内容で放送された。

 番組内で、日本語世代の台湾人から日本統治時代の経験や記憶について取材しているシーンがあるが、この出演者は、後日、一様に差別を受けたと述べていることについて、日本統治時代の良い面も同時に述べている実態がほとんどカットされているとしており、放送は、NHKによる恣意的な編集といわざるを得ない内容となっている。

 また、台湾の成り立ちの部分やありもしない「日台戦争」をでっち上げるなど、その内容はおよそ「公共放送」にはあり得ない編集による番組である。

 一方で、1997年台湾の国民中学校の教科書に採用された「認識台湾」の歴史編に客観的な史実に基づき肯定的に記述されている、日本の台湾統治時代に日本が教育や衛生関係をはじめ幅広いインフラ整備に予算を投入し台湾近代化の基盤づくりに貢献した史実は全く無視されている。

 同番組の内容は、あたかも、日台間の関係を意図的に悪化させるのが目的であるかのような印象をも受けるものである。

 公共放送たるNHKのこうした姿勢は、公正・公平・中立の観点から放送法違反の疑いも濃厚であり、到底容認できるものではない。

 よって、国においては、同番組の編集姿勢と内容について、主務大臣による調査及びその結果による行政指導を直ちに実施するよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成21年7月8日
 千葉県議会議長
 内閣総理大臣、総務大臣あて

 


◆【「烏来高砂義勇隊記念協会」前理事長の簡福源氏が6月28日逝去】

 台北郊外の烏来で、烏来高砂義勇隊記念協会理事長として活躍され、高砂義勇隊記念碑移転問題の解決などに尽力された簡福源氏が6月28日、逝去されました。
 3年前の平成18年2月12日、本会主催ツアーの際、撤去直前だった高砂義勇隊記念碑前にて、南部利昭・靖国神社宮司が靖国神社宮司として初めて参拝したことを、簡福源氏が感慨深く話されていたことを思い出します。
 また昨年5月に開催された第9回・李登輝学校台湾研修団では、烏来での野外研修を行い、簡氏にも流暢な日本語で日本に対する熱い思いを語って頂きました。
 公祭(告別式)は7月14日、烏来村の教会で挙行されます。詳細につきましては本会事務局へお問い合わせください。

【左が簡
源氏、真ん中は故南部利昭・靖国神社宮司】


◆【NHK擁護の要望書を日本否定派の「開かれたNHKをめざす全国連絡会」が提出】

 7日、「開かれたNHKをめざす全国連絡会」という市民団体が予定どおり要望書をNHKに提出したようだ。また、日本ジャーナリスト会議も同日、論者による番組批判について「表現の自由そのものに対する恫喝(どうかつ)と干渉に当たる。ただちに中止するべきだ」とする見解を発表したという。

 この「開かれたNHKをめざす全国連絡会」とは聞き慣れない団体名だが、元々は「開かれたNHK経営委員会をめざす会」(代表世話人:松田浩・元立命館大学教授、桂敬一・立正大学文学部講師、野中章弘・アジアプレスインターナショナル代表)が母体のようだ。

 そのホームページでは「4人のNHK経営委員が選任・再任を迎える昨年12月に向け」「昨年9月から『NHK経営委員の公募・推薦制と古森重隆氏の不再任を求める申し入れ』の署名活動を始め」たようで、「署名運動の最終集計は、『NHK経営委員の公募・推薦制と古森重隆氏の不再任を求める』署名が15023筆、桂敬一・湯山哲守NHK経営委員候補への推薦賛同署名は、2061筆(日本ジャーナリスト会議集計分を含む)に達しました」と記している。

 産経新聞ワシントン駐在編集特別委員の古森義久氏が「正論」8月号で指摘していることでもあるが、当時、「NHKは外国向けの放送では日本の国益を一切、主張しないという」立場だったが、NHK経営委員長だった古森重隆氏(富士フィルムホールディングス社長)は「『日本の公共放送が諸外国と利害の対立する問題について日本の国益を主張することは当然だ』と強調し、国際放送番組基準では少なくとも日本国憲法を指針とすべきだと提案した」という。

 古森義久氏は、まさか「NHKの『日本否定傾向』がそこまでだとは知らず、この古森委員長の指摘にびっくり」し、自分の記事などで「公共放送が対外的には国益を意識し、擁護するのは当然の責務だと主張した」と書いている。

 つまり、古森委員長の提案に反対して不再任を求め、新たに自分たちの仲間を経営委員にしようと目論んで署名活動を展開したのが「開かれたNHK経営委員会をめざす会」であり、日本否定派ということだ。なるほど、松田浩氏のインタビューが日本共産党の機関紙「あかはた」に掲載される理由も、これでよく分かるではないか。だから、経営委員会で「日台戦争」などというのは事実ではないから放送法違反だと主張した弁護士の小林英明委員にも抗議文書を出したのであろう。

 いずれにしても、左翼勢力は「開かれたNHK」をスローガンに、NHKに人を送り込んで内部から牛耳ろうとしていることだけは明白だ。その団体の要望書である。福地茂雄会長としては、痛し痒しというところだろう。


◆【台湾人出演者ら、NHKに抗議文】

 7月3日、柯徳三氏ら番組出演者による「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」が福地茂雄会長宛に出された。

 抗議文を提出したのは、柯徳三、藍昭光、張俊彦、張黄美悦、林福泉、林陳寿美の6名で、ここに改めて柯氏による「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」をご紹介したい。

 なお、4日の本会メールマガジン上で「濱崎憲一ディレクターは6月下旬、上司で「ジャパンプロジェクト」の河野伸洋エグゼクティブ・プロデューサーを伴ってこっそり訪台していた」と伝えたが、河野氏ではなく、氏とともに「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー・第1回『アジアの一等国』」の制作総括をした「プロジェクトジャパン」の田辺雅泰チーフ・プロデューサーだったことが判明した。田辺チーフ・プロデューサーがある日本語世代の台湾人に名刺を渡していたことから、河野氏ではないことが分かった。

 田辺雅泰氏といえば、真っ先にこの問題を取り上げたジャーナリストの高山正之氏が「週刊新潮」の連載「変見自在」で、名指しで批判していた人物。高山氏は「不払いの勧め」と題し、「番組制作者の田辺雅泰はそうした事実を避け、クリストフに倣って老人に語らせた言葉のあちこちを切り貼りして虚構の台湾人をでっち上げた」と断ずる。それ故、「日本人を故意に貶(おとし)めるために、その受信料をつぎ込んで嘘を拵(こしら)えた」のだから、「こんなNHKに受信料を払う理由がどこにあるのか」と断じていた、その人物である。

 田辺雅泰チーフ・プロデューサーと濱崎憲一ディレクターは、柯徳三氏たちが出した抗議文書について、福地会長に届けられる前に泣き落し戦術で取り下げを求めたようだが、その時点ではすでに原本は日本に来ており、7月3日になって正式に福地会長宛に出された。

 さて、NHKは番組出演者からの抗議に放送法にのっとってどう対応するのか、見物である。


 NHK番組「JAPAN・デビュー」に対する抗議と訂正を求める文書

 去る4月5日に放映されました「JAPANデビュー・アジアの一等国」では、台湾での取材で、多くの意見が出たにもかかわらずそれを公平にとりあげていなく、編集の偏向、歪曲がうかがえます。

 ことに下記の四つの点の歴史解釈については、間違いであるとして此処に抗議と訂正を要求いたします。

 1、人間動物園
 これは当時の白人の優越感から生れた言葉ではあるが、バイワン族の正装した写真を「人間動物園」と字幕つきで紹介するのは、不適切である。高士村の人々は、今でもこれを村の栄誉としており、英国へ行った村の人々は、非常に優遇されていた様子が、1910年台湾総督府発行の「台湾日日新報」9月29日と30日付けの1面記事に詳しく記載されている。彼等の踊りは後に旧制台北高等学校で毎年の記念祭でも、圧巻のショーとして披露されている。パイワン族に対する人権問題である。

 2、日台戦争
 戦争という言葉は、この場合不適切である。清国が台湾を日本に割醸して日本領台当初は台湾における反抗は強かったが、それは戦争ではなく「武装抵抗」という表現にするべきである。

 3、漢民族
 台湾では、戦後大陸から逃げてきた中国人を除いては、自らを漢民族と思うより、台湾人と思っている人間が圧倒的に多い。番組で漢民族と強調することは、DNAも漢民族とは異なる台湾人に対して恣意的な解釈を押し付けられる感を免れない。ここ二十年間、台湾人としてのアイデンティティーが根付いてきて普及している現在、今更なぜ「漢民族」を強調するのか疑問に感じる。

 4、中国語
 当時台湾の人々が使っていたのは、所謂台湾語と呼ばれている●南語、それに客家語と、先住民族の各部族の言葉であり、決して中国語ではない。なぜ、( )までつけて(中国語)と説明するのか不可解である。

 以上の四つの点を特に、NHKに対して抗議し、訂正を求めます。

 台湾台北市●●●●●段●号● 柯 徳三 (印)

 *文中「●南語」(びんなんご)の●は「門の中に虫」です。

 
 【原本の画像・クリックすると拡大します】


◆【撃論ムック」が丸ごと一冊「NHKの正体」大特集】
    〜本会の柚原正敬、林建良、永山英樹の各氏も執筆〜

 NHKスペシャルのシリーズ「JAPANデビュー」が大問題となっている。
 しかし、最大の問題は、「JAPANデビュー」が“公共放送"NHKの病の氷山の一角であること。そして、この事件を既存のオールドメディアのほとんどが全く報道しなかったことだ。それは、日本人に襲いかかる恐ろしい情報統制の現在を意味している。NHKは、日本人を圧殺する報道テロ機関として、その正体を現した。
 国民の受信料と税金で運営される日本の“公共放送"に、いったい何が起きているのか?
 本ムックでは、「JAPANデビュー」問題だけでなく、過去のNHKの偏向報道・番組を分かりやすく徹底分析、NHKのあるべき姿を展望する。
 「JAPANデビュー」の第3回「通商国家の挫折」、第4回「軍事同盟 国家の戦略」では、激しい視聴者の非難を意識してひどい偏向は目立たなくなったものの、相変わらず日本の近代化の歩みを一方的に貶める姿勢に変化はない。
 安倍晋三元首相の特別インタビュー、抗議活動を推進する柚原正敬、永山秀樹、水島総各氏の論考を始め、第一線のジャーナリスト、評論家、学者が執筆。黄文雄、小林よしのり、林建良、西村幸祐の座談会も収録し、台湾現地取材の最新情報も。
 一家に一冊、日本人の安全と平和と守るためにも、日本国民必読のムック、いよいよ発売。

【目次(一部抜粋)】
◎口絵 NHK、そのとき歴史≠ェ動いた
これが「JAPANデビュー」サブリミナル・印象操作の全手口だ
映画が教えてくれる日台関係の真実
渋谷が燃えた日
NHKが送った脅迫状・怪文書を独占公開

◎はじめに
戦後日本の鏡、「人間動物園NHK」 西村幸祐

◎特別インタビュー
安倍元首相、NHK問題を語る 安倍晋三

◎総特集1 「JAPANデビュー」問題がつきつけるもの

・第1回“アジアの一等国"
NHK「JAPANデビュー」が引き裂く日台関係 柚原正敬
5分で分かる「JAPANデビューアジアの一等国=v問題
台湾人を裏切ったNHKの大罪 林 建良
台湾現地の取材で見えた「真実」―やっぱりNHKは間違っていた 井上和彦
「人間動物園」の言葉に隠された意図 大高未貴
安保問題としてのNHK「親中」放送 永山英樹
5・16&5・30 NHK抗議デモを見た 若杉 大

◎特別座談会
「JAPANデビュー」問題が明らかにした日本の危機
黄文雄/小林よしのり/林建良/西村幸祐


◆【パイワン族の方々がNHKに送った「公開質問状」全文】


 6月26日付の「産経新聞」が「パイワン族 質問状提出へ」という見出しで、「『事実を捏造している』として集団提訴された『NHKスペシャル“アジアの一等国"』について、番組内で『人間動物園の見せ物になった』と紹介された台湾の先住民族の人々が、『放送で辱めを受けた』として、放送の意図や経緯についての公開質問状を近くNHKに提出することが25日、分かった」という記事を掲載した。

 このパイワン族によるNHKに対する「公開質問状」は6月21日付となっていて、NHKが取材した屏東県牡丹郷高土村(クスクス村)の郷長などをつとめ、現在は台湾政府で原住民教育に携わるパイワン族の長老、華阿財(バジェルク・タリグ)氏によって書かれ、番組に出演した許進貴氏と高許月妹さん兄妹、そしてNHKの濱崎憲一ディレクターらに通訳した陳清福氏の4名の連名で出されている。ここに、その全文を下記ご紹介したい。

 公開質問状の内容は深刻である。番組は「高士村の人間として、非常に辱めを受けた」としたため、誇り高いパイワン族の名誉を深く傷つける内容だったとして、「日英博覧会」の主旨、目的およびその内容を問うとともに、「高士村の人々が共有する博覧会の美しい記憶として後世に語り継がれてきたものを、なぜ突然『人間動物園』という見方に変えてしまったのか」と問い質している。

 実は、取材した濱崎憲一ディレクターは、取材中に一言も「人間動物園」という内容で放送することを説明せず、彼ら兄妹の父、すなわち日英博覧会に行った父チャバイバイ・プリャルヤン氏の当時の写真を見せただけだったという。
 そこで、娘さんの高許月妹さんが「悲しいね」と日本語で言った場面が放送では流された。だが、日本文化チャンネル桜の検証取材で明らかになったように、パイワン族の方々の話す日本語の「悲しい」には「なつかしい」「心が痛む」「せつない」など複数の意味が込められており、通訳した陳清福氏は、その場で濱崎ディレクターに「悲しい」の意味を説明したという。
 だから、その後、高許月妹さんがパイワン語で語った内容が字幕で「悲しいね。この出来事の重さ語りきれない」と流されたが、その意味は「すごくなつかしい」という意味だった。
 「訴状」でもその点を「要するに亡くなってもういない父親の写真を見て、懐かしいせつないと感嘆の声を上げただけなのである」と明らかにしている。

 ところが、番組では「当時、イギリスやフランスは、博覧会で植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する、人間動物園と呼ばれました。日本はそれを真似たのです」というナレーションとともに、どこかの博覧会で見せ物とされたイギリス植民地化にあったインドの子供たちを「人間動物園」と表示しつつ、「展示された青年の息子、許進貴(85)さん。そして娘の高許月(79)さんです」と紹介、そして父の写真を見た高許月妹さんが「悲しいね、」と日本語で言い、続けて高許月妹さんがパイワン語で話す言葉を字幕スパーで「(字幕)悲しいね。この出来事の重さ語りきれない」と出している。
 つまり、視聴者はこの兄妹の父が日英博覧会で見せ物として展示されたこと知った娘の高許月妹さんが「悲しいね」と言った、と受け止めるしかないような内容に仕立てていたのである。
 また、番組では「チャバイバイさんは生前、博覧会のことについて子供達に語ることはありませんでした」と説明しているが、彼ら兄妹は兄弟姉妹の中でも末子だそうで、小さいころに父は亡くなっているそうだ。だから、父親から聞かされなかっただけなのである。

 番組は、父のチャバイバイさんがいつ亡くなったとも、亡くなったときにこの兄妹が何歳だったのかも明示せず「博覧会のことについて子供達に語ることはありませんでした」とだけ説明する。そうすれば、父が子供たちに話さなかったのは、人間動物園として展示されたことが不名誉なことだと思っていたからではないか、日本人に虐げられたと思っていたからではないかというような受け取り方を視聴者がしてくれることを期してのことと考えられる。
 ところが、クスクス村の人々にとって、日英博覧会への出演は「美しい記憶として後世に語り継がれてきた」ものだった。この番組によって「非常に辱めを受けた」とつづるパイワン族の方々の怒りと悲しみは深い。
 なお、番組では娘さんの名前を「高許月」と表示していたが、この公開質問状でも明示しているように「高許月妹」だ。これは明らかな間違いである。NHKはこの名前の間違いくらいは早急に訂正し、高許月妹さんにも謝罪すべきであろう。


 わたくしは華阿財と申します。1938年、屏東県牡丹郷高土村(クスクス村 kuskus)に生を享けました。この地は、古くは高土佛社と呼ばれておりました。
私はパイワン族(排湾族 Paiwan)であり、パイワン族としての本名は「バジェルク・タリグ」(巴基洛克 達玄固 Valjeluk M,V,L)です。また、日本時代の戸籍には、日本名の「松田勇」で登録してあります。

 私はかつて国民学校で教鞭をとり、後に公職に転じて牡丹郷郷長、屏東県議会議員を歴任、現在は行政院教育部原住民教育政策委員および●伏龍安(カブルンガン kavulungan)文史研究室の責任者を務めております。

 先週、NHKの番組「JAPANデビュー」において、台湾での取材から『パイワン族の人々を人間動物園としてイギリスの日英博覧会で見世物にしたのです』という不適切な表現を放送したと知り、非常に驚いています。高士村の人間として、非常に辱めを受けたと感じております。

 ・1910年開催の「日英博覧会」の主旨、目的およびその内容は如何なるものであったのか。また、そこで何が行われたのか。

 ・高士村の人々が共有する博覧会の美しい記憶として後世に語り継がれてきたものを、なぜ突然「人間動物園」という見方に変えてしまったのか。大変理解に苦しみます。

 我々村民一同は、上述の真相を明白にすることを強く求めるとともに、日本の関連当局が速やかにNHKを招請して再調査し、事実を明らかにし、報道することを希望します。

 現代において、人類は民主自由を渇望し、平等を求め、偏見をなくし、種族を分かたず、お互いに尊重し、信頼と愛を建立し、平和のために努力することを是とします。

 特に上記をしたため、お送りする次第です。


台湾屏東県牡丹郷高土村 書信人 華 阿財
                 連署人 許 進貴
                 連署人 高許 月妹
                 連署人 陳 清福

西暦2009年6月21日

●は[九の下に日]


◆【台湾・友愛グループの「NHKへの抗議と訂正を要望」全文

 本会とも長い交流を持つ台湾の「友愛グループ」(陳絢暉会長)がNHKの福地茂雄会長に抗議書を提出したことを産経新聞が報じました。
 実は、友愛グループの陳絢暉会長には訪台した折に「台湾教育のメッカ」と言われ、六士先生が鎮まる芝山巌公園をご案内いただいたり、最近では青年部が友愛グループの月例会に参加、また幹事長の張文芳氏に屏東にある鳥居信平の地下ダム二峰[土川]をご案内いただいたりと、何かとお世話になっています。
 そのようなご縁で、友愛グループがまとめた「NHKへの抗議と訂正を要望」と80名が署名した原本がまず本会に届きました。NHKに握りつぶされることを懼れての措置だったそうです。そこで、柚原正敬事務局長は「台湾の人々の期待に応えて欲しい」との添書を同封し、「NHKへの抗議と訂正を要望」が届いたその日のうちに福地会長宛に送っています。番組に出演した藍昭光氏も加わった80名の自筆の署名は迫力があります。
 下記にその全文をご紹介しますが、張文芳氏は本会に原本を送ると同時に、台湾にあるNHKをはじめとしたメディアの全支局へコピーを送付するという周到さです。
 福地会長自身が果たして回答してくるかどうか見ものです。NHKから回答があれば、すぐ本会にも連絡していただく予定ですので、そのときはご紹介します。
 また、NHKは6月17日、プロジェクトJAPANのホームページに「『アジアの“一等国"』に関しての説明」を掲載した際、「NHKは『柯徳三さんや蒋松輝さんから抗議を受けているということはありません』」と説明しているが、NHKはこの説明を書き換えなければなりません。そして、出演者の藍昭光氏は放送法に定める「本人」であり、友愛グループは「直接関係人」と言えますから、NHKは訂正放送について規定した放送法第4条に従った行動を取らなければならないのです。
 ≪第4条 放送事業者が真実でない事項の放送をしたという理由によつて、その放送により権利の侵害を受けた本人又はその直接関係人から、放送のあつた日から3箇月以内に請求があつたときは、放送事業者は、遅滞なくその放送をした事項が真実でないかどうかを調査して、その真実でないことが判明したときは、判明した日から2日以内に、その放送をした放送設備と同等の放送設備により、相当の方法で、訂正又は取消しの放送をしなければならない。≫
 なお、友愛グループの住所や電話番号などは省略させていただきました。


 NHKへの抗議と訂正を要望

 私どもは、台湾において「美しく正しい日本語を台湾に残そう」という趣旨で活動している友愛グループです。毎月第3土曜日に月例会(勉強会)を開催し、また『友愛』という会誌を年1回発行しています。

 先般4月5日、貴NHKが放送された「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー・第1回『アジアの“一等国"』」では、私どものメンバーも取材を受けています。

 しかしながら、番組は「日台戦争」や「人間動物園」といった初めて耳にする用語を使い、「親日的とも言われる台湾に、今も残る日本統治の深い傷」があるのだとして、私ども日本語世代を証言者のごとく仕立てて「日本統治がいやだ」という声ばかり取り上げ、あたかも台湾が反日であるかのように、また日本が一方的に台湾人を弾圧したかのような印象を持たざるを得ない内容でした。確かに差別はありましたが、日本が台湾の近代化に果たした功績はそれ以上に大きかったと思っています。その点で非常にバランスの悪い内容だったのではないでしょうか。

 私どものメンバーだった柯コ三さんは「(NHKには)八田與一のことや、後藤新平のことなどもいろいろ話したのに、そこを全部カットした。同窓会の改まった席で誰かが火ぶたを切って不満を話した部分だけが放映され、あたかもあそこにいた人全員が反日的であるかのように宣伝された。なぜNHKは私が話したプラスの面を一つも流さなかったのか」と、不本意な意中を吐露しています。

 また、5月16日の月例会でこの番組について取り上げたところ、台湾を反日と結論づけようとした番組姿勢に公平・公正性が大きく欠けていると憤る方が大勢いました。その後、私どものメンバーがNHK台北支局に抗議文を手渡しに参りました。

 私どもは終戦この方、64年来、さまざまな分野で多くの日本人と交流を続けてまいり、相互に絶大、且つ、友好的な成果を挙げて今日に至っており、それは未来にも継続されてゆくものと信じております。

 私どもは、あの番組のせいで台湾と日本が疎遠になることをとても心配しています。

 当グループは、あの番組は部分的に捏造され、公平性に欠ける偏向した番組だったとして 貴会に「NHKへの抗議と訂正を要望」する書面を提出することを当グループの6月20日開催の月例会において決議し、別紙の抗議参加者八十名の署名表を添付し、本書と共にお届け致します。 貴会の誠意ある回答を要求します。


  
【抗議書と署名表の原本・クリックすると拡大します】


◆【8389人によるNHK集団訴訟をNHK含む全メディアが報道】
    〜記者会見には小田村四郎会長や中村粲氏などが出席〜


 25日、4月5日放送の「NHKスペシャル シリーズ『JAPANデビュー』・第1回『アジアの“一等国”』」をはじめ、番組製作・放送において著しい偏向報道や歪曲、捏造、印象操作等を行いながら、国民からの抗議や批判にも不誠実な対応を改めようとしないNHK に対し、8389人が原告となって1人当たり1万円の損害賠償や慰謝料を求めて提訴しました。

 午後2時から東京・霞ヶ関にある東京地裁内の司法記者クラブで開かれた記者会見には、25人の弁護団を代表して弁護団長の高池勝彦氏、荒木田修氏、尾崎幸廣氏、田中禎人氏、溝呂木雄浩氏の5人のほか、原告を代表して、小田村四郎・日本李登輝友の会会長(前拓殖大学総長)、中村粲・昭和史研究所代表、水島総・日本文化チャンネル桜社長、松浦芳子・草莽全国地方議員の会会長(杉並区議)、西村幸祐・評論家、柚原正敬・日本李登輝友の会常務理事などが出席し、提訴の理由などについて説明しました。

 この訴訟は「薬害スモン訴訟」(7561人)や「第四次厚木基地騒音訴訟」(7054人)などの大型訴訟よりもはるかに原告数が多く、日本裁判史上初となる大規模な訴訟となりました。さすがにNHKもこの訴訟は無視できず、ラジオ第一放送の「私も一言、夕方ニュース」で報じたほか、翌朝の新聞は全紙が報道しています。


◆【NHK「JAPANデビュー」偏向問題 放送法改正で受信契約を自由契約にしよう】
     〜 署名にご協力を! オンライン署名も開始!

 
 4月5日に放送された「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー・第1回「アジアの“一等国"」は、日本の台湾統治を台湾人弾圧史とする一方的な視点で描いた番組で、明らかに放送法第3条(「報道は事実をまげないですること」「できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」)に違反しています。
 これは、国民の税金と視聴料によって経営し、公正・公平を守るべき公共放送として、視聴者に対する許しがたい背信行為であるにもかかわらず、NHKは多くの批判を全て黙殺し、問題なしとしています。
 そこで「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」とする放送法第32条を改正し、NHKとの受信契約を強制から任意の「自由契約」に変更することを求め、署名活動を開始します。
 なお、オンライン署名も5月25日から開始しております。こちらは台湾など海外からもインターネットを通じて署名可能ですのでご協力下さい

署名用紙のダウンロードはこちらから

※署名の第1期締切りは平成21年(2009年)7月31日です。 【署名用紙は他の目的で使用致しません】
※送付は郵送でお願いします(FAXは不可)。
※用紙不足の場合は恐れ入りますがコピーをお願いします。

[署名取りまとめ] 日本李登輝友の会・放送法改正推進本部


◆【映画「台湾人生」が6月27日からポレポレ東中野で上映開始】
     〜本会で前売り券お取り扱い中


 NHK「JAPANデビュー」問題で、小林よしのり氏が映画「海角七号」を取り上げていましたが、さらに分かりやすいのがこの映画「台湾人生」だ。NHKに登場した柯徳三氏らと同じ日本語世代の5人の台湾人をじっくり撮った佳品。

 この映画は、酒井充子(さかい・あつこ)監督が2002年から7年の歳月をかけ、日本統治時代の台湾で青少年期を過ごした5人の台湾人を取材したドキュメンタリー映画で、初監督作品。

 本会のメールマガジンでも何度かこの作品を紹介し、試写会上映の案内もしてきましたが、このほど6月27日より、東中野の「ポレポレ東中野」において4週間にわたって上映されることが決まりました。6月27日、28日には酒井監督の舞台挨拶があり、公開記念として、27日には先着100名様に高級台湾茶「凍頂烏龍茶」「金宣茶」、27日〜29日の来場者の中から抽選でペア1組様(2名)に「台湾往復航空券」がプレゼントされます。

 NHK「JAPANデビュー」を見て怒った方、台湾の日本語世代の本音、真実の声を知りたい方はぜひ映画「台湾人生」をご覧ください。昨年12月の「日台共栄の夕べ」のおりにダイジェスト版を上映したところ、月刊「WiLL」の花田紀凱(はなだ・かずよし)編集長なども涙ながらにご覧になっていました。

 前売券は各プレイガイドやチケットぴあで取り扱っていますが、本会でも取り扱っています。本会にお申し込みいただければ、郵送(送料無料)、代金後払いです。 >>映画の詳細についてはこちら


●前売券:1,300円

 お申込みフォームからお申し込みいただくか、FAX・メールにて「お名前・本会会員の方は会員番号・送付先の郵便番号およびご住所・電話番号・メールアドレス(お持ちの方)・お支払い方法」を明記の上、本会事務局までお申し込み下さい。前売券とともに「郵便払込取扱票」をご郵送します(送料無料)。


■日時:6月27日(土)午前10時40分〜 (連日)

■会場:ポレポレ東中野モーニングショー
(東京都中野区東中野4-4-1/ポレポレ坐ビル地下) TEL 03-3371-0088


◆【李登輝元総統の著書『最高指導者の条件』中国語版が台湾で発売】

 昨年2月にPHPから発売された李登輝元総統の著書『最高指導者の条件』の中国語版が今月、台湾で発売された。市内の大型書店には平積みにされ、ニュースでも報じられるなど、反響の大きさを物語っている。加速度的に対中傾斜を推し進める馬英九総統が最高指導者に値するかどうか、台湾人のリーダー観に楔を打ち込む一冊になることが期待されている。
 ご購入希望の方は本会事務局まで御相談ください。


◆【「日台交流基金」にご協力をお願いします】
    〜皆様からの浄財を募っています〜


 日本と台湾の豊かな交流をめざす私ども日本李登輝友の会は、李登輝元総統の「奥の細道」散策実現を掲げています。その実現のため、これまで政府に危害防止措置を含めた諸対応を要請するとともに、広く歓迎を呼びかけ、訪問先における歓迎体制を整えるなど微力ながら力を尽くしてまいりました。
 お蔭様で、平成19年(2007年)には「学術・文化交流と『奥の細道』探訪の旅」として実現し、また昨20年(2008年)9月の沖縄初訪問も実現しています。しかし、奥の細道はまだ半分で、新潟から最後の岐阜・大垣まで残っています。また日本全国から講演要請なども届いています。
 つきましては、李元総統の来日を成功裡に導くことでさらに日台交流を深めたいと『日台交流基金』を設けており、今般、改めてご案内申し上げることとなりました。今後とも文化交流を主とした新しい日台関係を築いていくため、趣旨にご賛同いただける方にご支援のご協力をお願い申し上げます。
5万円以上の篤志者の方には、李元総統の講演会や歓迎レセプションなどへの優先ご案内等の特典がございます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

  【日台交流基金 募金要項】

■ 1口=2,000円 (5万円以上の篤志者の方には特典があります)

■ 郵便局
【加入者名】日本李登輝友の会 【口座番号】00110−4−609117

・通信欄に「基金」とお書き添えください。
・一般の方は、郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」をお使いください。
・会員の方は、機関誌『日台共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。

■ 郵便貯金口座
【記号−番号】10180−95214171 【口座名】日本李登輝友の会

■銀行口座 @
みずほ銀行  本郷支店(店番 075)
預金種目  普通 2750564
口  座  名  日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
        (ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)


■銀行口座 A
三菱東京UFJ銀行  本郷支店(店番 351)
預金種目  普通 0012742
口  座  名  日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
        (ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)




■ゆうちょ銀行
〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0609117 ニホンリトウキトモノカイ

※郵便貯金口座と銀行からお振り込みのご注意
・一般の方の場合、振込人名しかわかりませんので、礼状はお出しできないことをご了承ください。
・会員の方は、お名前の前に必ず会員番号をご記入ください。
・お問い合わせは下記までお願いいたします。


◆【映画「逍遥日記」が「台湾人生」に改題 ダイジェスト版ができました!】
   〜上映会場を募集中! ダイジェスト版(11分30秒)を無料で送付!〜


 昨年12月23日、本会が今上陛下ご誕辰の佳日に開催した「日台共栄の夕べ」の折に、酒井充子(さかい・あつこ)監督の初作品映画「逍遥日記」のダイジェスト版を上映しましたところ、涙をぬぐってご覧になっている方が少なくなく、酒井監督の誠実なお話ともあいまって多くの方からダイジェスト版のお申し込みをいただきました。

 月刊「WILL」の花田紀凱(はなだ・かずよし)編集長もそのお一人で、懇親会ではこの映画を単行本化したいと表明、また1月12日に神奈川県支部が催した上映会には奥様やスタッフなどを連れて参加されたほどでした。

 なお、映画のタイトルに関して、「逍遥日記」では分かりにくいとの声が少なくなかったことを考慮し、「台湾人生」に改題されたそうです。

 酒井監督から、映画「台湾人生」は6月から「ポレポレ東中野」でモーニングショー公開が決まり、東京での初日が確定して以降は地方劇場での上映の企画をしていますので、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県)における本会関係の上映会は劇場公開後の8月以降としていただきたいとの申し入れをいただいています。

 先日、映画「台湾人生」のダイジェスト版ができあがってまいりました。上映をご希望の支部や関係団体にはダイジェスト版(11分30秒)を無料でお送りします。上映会に向けてご活用いただきたくよろしくお願いします。上映会開催の日程などが決まりましたら日本李登輝友の会までご連絡いただきますようお願いします。

上映会場を募集中!
 上映をご希望の支部や関係団体にはダイジェスト版を無料でお送りします。酒井充子監督の招聘など、詳しくは日本李登輝友の会事務局までお問い合
わせ下さい。

※上映権料は3万円です。
※全国劇場上映に向けて準備を進めており、地域や時期によって、劇場上映とのスケジュール調整をお願いすることもあることをお含みおき下さい。

※首都圏での上映は8月以降でお願いします。

■映画「台湾人生」上映に関するお問い合せ・申込先


◆【『これではダメだ!日本の海洋戦略』が台湾で翻訳出版】
    〜本会でも日本語版の購読申し込み受付中! お申し込みはこちら

 本会メールマガジン『日台共栄』第677号で紹介した平松茂雄・古澤忠彦著『これではダメだ!日本の海洋戦略』がこのほど台湾で翻訳出版された。日本政策研究センター(伊藤哲夫代表)のHPでは、台湾版の発行を歓迎した下記のようなメッセージを掲載している。

 「本書は手軽なブックレットながら、日本にとって台湾が日本のシーレーンの重要な場所に位置する「生命線」であることを改めて認識させられる最適のテキストだ。中国の狙いが「台湾問題の解決」すなわち台湾併呑と「日米安保体制の解消」にあることも、よくよく分からせてくれる。おそらく日本人が台湾問題を知る上において、今年出版された台湾関係本の中でベスト5に入ってくるにちがいない。
 その点で、台湾版が出版されたことにより、日台で共通の認識が広がることを期待したい」。

 本書の日本語版は書店販売していないので、まだ読んでいない方は日本政策研究センターのホームページからも申し込みできる。また、本会でも取り扱っていますので、本会お申し込み専用フォームからお申し込みいただくか、「1)氏名、2)住所、3)電話、4)メールアドレス」をご記入の上、FAXかメールでお申し込み下さい。送料実費(1冊:80円)でお届けします。※お取り扱いは日本語版のみです

■著者 平松茂雄・古澤忠彦
■書名 これではダメだ!日本の海洋戦略−中国の海洋覇権と戦略なき日本
■版元 日本政策研究センター
■体裁 A5判、64頁
■発売 平成20年4月1日
■定価 525円(税込)

◆申込み先
 日本李登輝友の会 FAX:03-5211-8810 E-mail:info@ritouki.jp


◆【好評既刊 『李登輝の実践哲学』 井尻秀憲 ミネルヴァ書房】
    〜沖縄講演の前に、李登輝哲学の予習を! 本会特別価格で販売中!

 よく考え抜かれた構成だ。こういう本に巡りあうと嬉しくなる。
 本書は、李登輝元総統がいかにして台湾に民主化をもたらし、中国との外交チャンネルを維持しつつ、どのようにして国交のない国々との外交を通じて台湾の国際的地位を向上させてきたのか、その歴史的偉業である「台湾経験」の背景を、「李登輝のどのような素養、資質が『12年間の施政とその後』の政治生活で役に立ち、思想的バックボーンとして働いてきたのか」(第1のモチーフ)など、5つのモチーフから迫る濃密な内容だ。

 特にタイトルにも現れているように、西田哲学や新渡戸稲造の『武士道』など「弁証法によって常に『新しいもの』を求める『改革・実践・進歩派』としての李登輝を描く」という第2のモチーフは、著者自身が「この切り口は、まだ誰も使っていない」と述べるように、これまでありそうでなかった観点だ。

 著者の井尻秀憲・東京外国語大学教授は「今なぜ、李登輝か」をテーマに、2002年(平成14年)から今年3月まで足掛け7年にわたって李元総統にインタビューを繰り返してきた。本書が対談集でないのは、「あとがき」で「通常なら『対談集』とすべきところだが、筆者自身が単独で記述した章を含むため、また李元総統のお勧めもあって、筆者の単著とし、副題に『五十時間の対話』という文言を付した」と述べている通りで、著者の李元総統への深い共感が全編に満ちている。

 李元総統にとっての「台湾経験」は台湾にとっての「台湾経験」であり、日本の現代史にとっても「台湾経験」は深く関わっている。本書は日本人が台湾を知る上で欠かせない大事な一冊といってよい。そして、なぜ台湾が国際的に認知されなければならないのかも自ずと理解される。

■著者 井尻秀憲
■書名 李登輝の実践哲学−五十時間の対話
■版元 ミネルヴァ書房
■体裁 四六判、上製、268頁
■定価 2,625円(税込)
■発行 平成20年9月10日

※本会では特別価格で販売しております。HPから簡単にお申し込みが可能です。


◆【日本李登輝友の会編DVD 「許世楷代表ご夫妻送別会」販売中!

 2008年6月1日、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表を4年近く務めた許世楷氏と盧千恵夫人の送別会がホテルオークラ東京で開かれました。最良の日台関係と言われる状態を作り上げたご夫妻とあって、政財界はじめ全国各地から850名もの人々が駆けつけ、日華議員懇談会や本会など65団体の共催により盛大に行われました。

 会には、安倍晋三(前首相)、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、金美齢(評論家)、・徳勲(日本中華聯合総会会長)、ジュディ・オング(歌手・女優)、阿川佐和子(文筆業)、中川昭一(衆議院議員)の各氏がご夫妻をねぎらいつつ感謝の言葉を述べました。

 本会が発売するDVDでは、来賓の方々の発言や送別会の模様を全収録、併せて、会の中で上映された「許世楷代表ご夫妻の日本の歩み−新しい日台関係を拓いた愛国外交官」(17分30秒)も収録し、全部で2時間48分の長編DVDとなっております。今一度、あの感動をDVDで再現してみませんか。
 お申し込みはこちらから。



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