高砂西港ＰＣＢ検出問題　県が精密調査実施へ　

　高砂西港で基準濃度を超えるポリ塩化ビフェニール（ＰＣＢ）が検出された問題で、県は、国の基準に基づき、より精密な確認調査を行うことを決めた。

　高砂市は５月、西港内の海底の土を調査分析。３カ所のうち１カ所で、海洋汚染物質の除去基準の１・０７倍、１キログラム当たり１０・７ミリグラムのＰＣＢを検出した。

　ただ、国の基準では、精密調査は一定距離ごとに採掘して平均値を出すのに対し、市の調査は各地点１カ所だけで行われている。このため県は、市の調査で基準値を超えた地点を中心に、採掘ポイントを増やして調査することにした。

　また、高砂西港整備計画の一環で予定している港内２カ所の現況調査も別途に行う。

（増井哲夫）

(7/24 09:00)