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婦人科疾患:「不安」9割、「症状あり」5割なのに…働く女性、正しい知識1~2割

 ◇製薬会社実施のアンケ

 首都圏で働く女性の9割以上が、子宮筋腫など良性の婦人科疾患に不安を感じていながら、具体的な症状や治療法について正確な知識を持っている女性は1~2割にとどまることが、製薬会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が実施したアンケートで分かった。

 調査は今年6月、首都圏の20~40歳代の働く女性500人にインターネットで実施した。

 女性特有の疾患には、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫(のうしゅ)などがあり、妊娠・出産にも影響を及ぼす恐れがある。一方、最近は出産の高齢化や不規則な生活によって患者が増える傾向にあり、子宮にできる良性腫瘍(しゅよう)である子宮筋腫は、成人女性の3~4人に1人が発症するといわれる。

 調査では、婦人科疾患に不安を感じたことがあると答えた女性が93・2%に達した。さらに、生理痛の悪化や生理期間の長期化、出血量の増加など、婦人科疾患が疑われる自覚症状を持つ人も50・6%と半数を超えた。特に、30歳代は58・1%と多かった。

 ところが、婦人科疾患の病名と症状、治療法を知っている女性は、子宮筋腫が20・6%、子宮内膜症が13・4%、卵巣嚢腫が11・2%にとどまった。

 同社は「痛みなどがあっても、仕事を気にして診察に行かない女性が多いという。早期に治療すれば、手術になっても短期間で傷なども小さく治療できる。正しい知識を持ち、病気と向き合ってほしい」と話している。【永山悦子】

毎日新聞 2009年7月24日 東京朝刊

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