22日の皆既日食に合わせ、日食と岩戸神楽を観賞する催しが高千穂町岩戸五ケ村の「神楽の館」である。
神楽は、天の岩戸の洞窟(どうくつ)に隠れた天照大神を祈りや舞いによって外に導き出す日食現象をなぞらえた伝統芸能。世紀の天体ショーと神楽を堪能してもらおうという企画だ。
県内は部分日食で、午前9時39分から午後0時22分の間。その間に手力▽鈿女(うずめ)▽戸取り▽御神体の4番を舞う。
1000円。日食観察用のグラスも200円で販売。雨天の場合は同館内で神楽を観賞する。神楽の館0982・76・1213。【甲斐喜雄】
毎日新聞 2009年7月22日 地方版