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間宮氏出馬へ 知事選 共産推薦

2009年07月17日

 共産党県委員会や茨城労連などでつくる「明るい民主県政をつくる会」(明るい会)は16日、水戸市のホテルで記者会見し、次期知事選に女性団体役員の間宮孝子氏(57)を擁立すると発表した。間宮氏は無所属で立候補し、共産の推薦を受ける。知事選への立候補表明は4人目。
 間宮氏は大洗町出身。看護師として働いた後、88年から新日本婦人の会県本部に専従し、現在は副会長。05年の前回知事選に立候補し、現知事の橋本昌氏(63)との一騎打ちの末、40万4323票(得票率27・23%)を得た。
 間宮氏は会見で「安心して子育てや仕事、老後の暮らしができないのは政治の責任」と指摘。雇用や医療、福祉、教育問題に重点的に取り組む考えを強調した。
 さらに「橋本県政が続けてきた大型公共事業は破綻(は・たん)している」として、茨城空港の整備や霞ケ浦導水事業、常陸那珂港開発などを批判。当選すればこうした事業を中止するとして「税金の無駄遣いをやめてほしい人は私に投票して下さい」と呼びかけた。
 擁立した明るい会会長の谷萩陽一弁護士は「橋本県政は無駄な公共事業で財政を悪化させ、福祉や教育が後退した。国政に追随する官僚出身者に県民が主人公の政治はできない」と述べた。
 知事選をめぐっては、5期目を目指す現職の橋本氏のほか、元国土交通事務次官の小幡政人氏(64)=自民推薦=、元自動車解体会社長の森川勝行氏(58)が立候補を表明している。

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