but 麻生太郎 真の麻生太郎を伝えるブログ(世話人:参議院議員 渡辺秀央)

麻生内閣の政策や、総理の人柄が十分に伝わっていない今の状況に対する思いから、
麻生氏を良く知る、旧知の友人により設立された真の麻生太郎を伝えるブログ

(世話人:参議院議員 渡辺秀央)

2009年07月15日
 いよいよ解散総選挙の日程が決まった。
 
 7月21日解散、8月18日公示、8月30日投開票とする日程で関係閣僚・与党幹部も了解したという。
 
 これでようやく先行きへの視界が鮮明になり、後は夏休み返上で選挙戦に全力を傾注するだけとなった。
 
 さて、都議会選挙の結果が盛んに報道されている。
 
 各紙"自民惨敗"の見出しが躍っているが、それが確かならば、これ以上悪くはならないということでもある。
 
 つまり、衆院選挙を分析するに当たって、最悪の結果だった都議会選を基準に考えれば、対応も見えてくる。さらに言えば、"惨敗"とはいっても、実際は連立を組む自公両党でわずかに過半数に達しなかっただけだ。
 
 今回の都議選の結果は、おおいに先の衆議院選挙に影響を与えるものであることは周知のことであるが、この結果を分析したデータには、ついぞお目にかかっていない。
 
 感覚的な主観で"政権交代"がもはや必至のように喧伝されているのは、本当に根拠のあることなのか、都議選で得られたデータを基に検証してみたいと思う。
 
 獲得議席比率は、都議会議員定数127に対して、民主党54(42.51%)、自民党38(29.92%)、公明党23(18.11%)、共産党8( 6.29%)、諸派・無所属(3.14%)となったが、この比率で、今回の衆議院選を分析すると...。

 小選挙区300議席中、民主党128、自民党90、公明党54という結果となった。

 しかし、公明党は小選挙区では自民党への選挙協力体制をとり、今回8人のみ立候補予定であるため、54-8=46人分の得票が自民党へ流れる。
 とすると、自民党は90+46=136議席の獲得が見込める。

 一方、獲得票数を政党別に整数で割って行き、その数字の高い順に当選となる(ドント方式)比例区では、都議会選の政党別得票率を基に算出してみると、

比例区総数180議席の内
  民主党77
  自民党60
  公明党27
となる。

 これらを合計すると、
  民主党205
  自民党196
  公明党35
で自公連立与党が231議席を獲得する公算が強いものの過半数には届かない。

 そこでにわかにクローズアップされるのが、自民・民主・公明以外に、宙に浮いている36議席である。
 共産党や社民党、国民新党...なども議席を獲るはずだか、すべて合わせても20議席がいいところであろう。
 36-20=16議席の行方は、客観的な試算ではどうしても判然としない部分である。

 仮にこの16議席の内10議席を与党が獲得できれば、241議席となり過半数を維持できる。しかし、これはあくまで都議会選のいわゆる"最悪の結果"を基に分析したものであり、今後、尻に火がついた自民党は必死の巻き返しをはかるものと思われる。

 その効果がゼロであるはずはない。

 つまり、ここから上積みする可能性がおおいにあるということなのだ。

 そのためには、まず麻生総理を押し立て、姑息に立ち回るのではなく、堂々と今までの実績を、自信を持って伝えることが肝要なのではないだろうか。

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イラスト/ヨシダプロ