自民党を離党し、次期衆院選で山梨2区から無所属で立候補を予定する長崎幸太郎衆院議員=比例南関東ブロック=を支持する自民党員らが18日、2区を中心とした地域の自民党員約3600人分の離党届を自民党県連に提出した。
支持者は同日、県連会館(甲府市)を訪れたが、職員が不在だったため、離党届をポストに入れた。
42年間にわたり党員という富士河口湖町河口、同町議、駒谷隆利さん(62)は「(長崎氏が)2区の支部長であるのに公認を得られなかったことや一部の党の上層部の勝手な行動に飽き飽きした」と話した。
同県連の前島茂松会長代行は「実際に党費を収めている長崎氏を支持する党員は800人程度で、大きな影響はない」と話し、離党届を受理する方針。
長崎氏は支持者の離党について「自分を応援してくれる意思表示。党には、なぜ集団離党が起きたか考えてほしい」と述べた。
一方、自民党本部が17日に長崎氏の離党を認めたため、同県連は長崎氏に対し、掲示中のポスターと広報板の撤去を求める通知を出した。【小林悠太、沢田勇】
毎日新聞 2009年7月19日 地方版