2009年07月19日

「最後のパレード」と心のはーとディスク

 

 

「最後のパレード」のまえがきにこのように書きました。

 

パソコンにはハードディスクという記憶装置がありますが、人には「はーとディスク」という記憶装置があると考えます。そのディスクに幸せの記憶をインプットしていくのが、ディズニーランドのキャストたちの仕事です。あかるく元気のいい挨拶、夢と希望があふれる会話、キャラクターたちとの楽しいかけ合い……そんな一つ一つの場面から、たくさんの幸せを書き込んで、家族や恋人、友人たちといつまでも語り合えるような大切な思い出を作ってほしいと願っています。

<終了>

 

私は、講演では[幸せの記憶]をもう少し噛み砕いて伝えています。こんな感じです。

 

パソコンには「ハードディスク」という記憶装置があります。 私は、人には「はーとディスク」という記憶装置があると考えています。その「はーとディスク」に「幸せポイント」をインプットするのがディズニーランドのキャストの仕事だと、私はそのように考えています。笑顔での明るい挨拶なら1ポイント、ゲストとの楽しい会話や困っているゲストへの手助けなら2ポイント、ゲストとキャストやキャラクター達が楽しさを共有し、分かち合うする(ハロウィンパレ-ドのような)エンターテイメントショーなら5ポイントとか・・

ディズニーランドでゲストは、心の「はーとディスク」にたくさんの「しあわせポイント」を貯めていく、そのお手伝いをするのがディズニーランドのキャストの仕事なのです。

<終了>

 

「幸せポイント」は「心温めポイント」でもあり「元気付けポイント」でもあります。私はこれから、人々を幸福にするポイントを総じて「友愛ポイント」と称していきたいと考えます。

 

反対に、意識的に「はーとディスク」に「不幸のポイント」をインプットしてくる人たちも見受けられます。

心への「傷つけポイント」「無断侵入ポイント」「スズメバチ攻撃ポイント」「不安感醸成ポイント」などですが、はたしてこれらをなんと総称すればよいのでしょうか。私には「ケダモノポイント」「サタン(悪魔)ポイント」くらいしか思いつきません。

 

自暴自棄の殺人も子供たちの自殺も、「はーとディスク」の友愛ポイントが空っぽになったり、「心傷つけポイント」で満杯になったりした時に起きてしまうのです。

 

「最後のパレード」は、訳されて世界中の人々の「はーとディスク」にたくさんの友愛ポイントを貯めていける・・・世界中の人々の幸福創造に寄与できる・・・そんな計画でした。

 

ヨミウリの友愛心のかけらもない、私への一発の「報道弾」により、私は「瀕死」の状態でした。それでも、私の「はーとディスク」に今、多くの方が友愛ポイントをインプットしてくださっています。本当にありがとうございます。

 

この事件の真相を明らかにできるまでもう少し時間が必要ですが、マハトマ・ガンディーの「真実と愛は必ず勝利する」という言葉を固く信じ、今後もひるまずに戦っていきたいと思います