堺市は18日、市立堺病院の放射線技師の男性(24)=同市堺区=が新型インフルエンザに感染したと発表した。新型インフルエンザ感染者は、堺市内で徐々に増加。この放射線技師も含め、堺市民の感染者は18日までに計39人に上った。
市によると、放射線技師は15日夜に発症したとみられ、16日に発熱。17日に感染が確認された。病院には16日まで勤務していた。海外渡航歴はない。自宅で療養しており、容体は落ち着いているという。
15、16の両日、病院職員や入院・外来患者約80人が、放射線技師と接触。感染拡大防止のため、濃厚接触者に抗インフルエンザ薬の服用を呼びかけている。接触者で新型インフルエンザの症状のある人は確認されていないという。【山田英之】
毎日新聞 2009年7月19日 地方版