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BS20周年ベストセレクション 番組のご紹介
7月の放送予定
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※放送予定は急きょ変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。最新の番組表は こちら をご覧ください。
番組本編:79分
初回放送日:1997年4月6日
放  送  日  時 2009年7月4日(土)BS2午後9時30分〜11時00分
番組タイトル 金髪のヨハネス 〜ナチにさらわれた子どもたち〜
ナチスドイツがつくりだした、秘密組織レーベンスボルン(生命の泉)。“金髪”、“青い目”、“長身”という特徴を持つ、アーリア系人種による国づくりを進めていたナチスドイツ。レーベンスボルンは、ドイツ人男性とアーリア系女性との婚外交渉により生まれた子どもをドイツ各地の施設で育てるというナチの人種政策によりつくられた組織だ。現在ドイツのミュンヘンで暮らすヨハネス・ドリガーさんもこの政策によって生まれた子どもの一人。ドイツ人兵士の父とノルウェー人の母との間に生まれたが、生後すぐに親から引き離され、レーベンスボルンの施設に送られた。本当の親の存在すら知らないまま生きてきたドリガーさん。両親のその後の人生を辿ろうとするヨハネスさんを取材したこの番組は、丹念な取材と緻密な構成が評価され、ギャラクシー賞選奨を受賞した。この番組を振り返り、知られざるレーベンスボルンの実態と国の政策によって翻弄されたドリガーさんの自己回復の試みについて考える。
<ギャラクシー賞選奨>
スタジオゲスト:芝健介(東京女子大学教授)
コメンテーター:佐藤忠雄(映画評論家)
番組本編:90分
初回放送日:1995年4月30日
放  送  日  時 2009年7月18日(土)BS2午後9時00分〜10時45分
番組タイトル 素晴らしき地球の旅 台湾万葉集 〜命の限り詠みゆかむ〜
台湾の人々によって書き継がれる歌集「台湾万葉集」。歌を寄せているメンバーのほとんどは、1895年の台湾割譲後、日本同化政策のもとに育った人たちだ。徹底した日本語教育を強制され、故郷の台湾語を奪われながら若き日を過ごした人々。彼らは占領下に様々な弾圧を受けた苦い記憶を持ちながらも、戦後の解放後も日本語で考え続け、その思いを短歌に託すようになった。彼らのつづる歌は、戦中から戦後にかけての台湾の人々の悲しみの歴史そのものである。彼らを取材したこの番組は、民族の言葉を奪われながら、なお文化として短歌を愛する人々の姿に歴史の傷跡をみてとる企画・構成が高く評価され、ATP賞郵政大臣賞、ギャラクシー賞選奨を受賞した。番組を振り返りながら、複雑に交差する日本と台湾との歴史を考える。
<ATP賞郵政大臣賞>
スタジオゲスト:玄真行(番組担当ディレクター)
コメンテーター:佐藤忠雄(映画評論家)
番組本編:44分
初回放送日:1994年1月23日
放  送  日  時 2009年7月25日(土)BS2午後9時00分〜10時00分
番組タイトル 世界わが心の旅 〜エルサレム 混沌の音〜
海外でもそのオリジナリティと斬新なサウンド手法で知られるフリージャズトランペット奏者・近藤等則。番組制作当時の10年前、エルサレムを訪れた時、一人の青年から、戦争で死んだ兄の追悼のため演奏に来てほしいという依頼の手紙を受け取ったが、仕事のため行くことができなかった。再びイスラエルを訪れた近藤が、そのときの青年を捜しながら、そこで出会う人、音楽、宗教などの様々な体験を描いた番組を振り返る。
<ATP賞優秀賞>
スタジオゲスト:近藤等則(トランペット奏者)
コメンテーター:大石芳野(写真家)
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