初出店ブランドも…阪急梅田本店、９月３日に１期開業

　阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー（Ｈ２Ｏ）リテイリングは１６日、建て替え工事中の阪急梅田本店（大阪市北区）本館の第１期分を、９月３日に開業すると発表した。

　第１期分の売り場面積は約２万７０００平方メートル（地上１２階、地下２階）で、主力の婦人服や雑貨品、高級ブランド品を地上２〜９階に展開する。５〜６階の海外ブランド品売り場では、「エルメス」のほか、日本初出店となるパリの老舗ブティック「ロジェ　ヴィヴィエ」など高級ブランドを数多くそろえた。

　地下１階だけだった食料品売り場は地下２階〜地上１階に広がり、地上１階には和洋菓子売り場のほか、ワインとチーズ、パンを集めた売り場も設ける。婦人服などの一部の売り場は、８月２６日に改装オープンする阪神梅田本店に移す。

　並松誠・阪急阪神百貨店常務執行役員は「ファッションに定評のある阪急梅田本店の特長を最大限に生かす構成となった。お客さまに常に新しい発見を提供できるようにしたい」と述べた。

　阪急梅田本店本館は９月以降、第２期工事が本格化する。工事が終わる２０１２年春には、工事前より約４割広い８万４０００平方メートルの売り場面積となる。