結局の所、俺はやると決意。
何を!?
ロックも憲法も現代詩も。
そしてその他色々と触手を広げて行きたい。
絞るんじゃなく、広げたい。
何しろしっかりと、本当にしっかりとロックしないと。
そしてその為には不屈の精神力を身に着けなければ。
何しろとにかくびびってたらあかん。
何をするにせよだ。
見る前に跳ぶ勢いで。
そして自由かつ柔軟な発想で。
自分で自分を型にはめるなんて馬鹿らしすぎるからな。
するりとしなやかに抜けだそう。
本当、どうせ俺なんか借り物のマイク一本に握りしめて叫んだことから始まったんやんか。
何を色々背負ってきたみたいなツラして自己憐憫にひたっているのだろうか。
情けないことこの上ない。
丸っきりの一から。
ええやんか。
上等やんか。
やったろうやんか。
あの頃のレコードは傷だらけになったが、あの時放たれた矢は今でも飛び続けてる。
しっかりとな。
一からやったろうやんか。
上等やんか。
風に舞うビラにぶち当たって砕けたろうやんか。
淫猥なピンクチラシにぶち当たって砕けたろうやんか。
上等やんか。
格好のええもんちゃうよ。
そら見事に無様デス。
しかしそれで上等やんか。
あの頃の気持ちだけは絶対に忘れるな。
心に刻み込んどけ。
時間が掛ってもええ。
しっかりと着実に進んでいくんや。
着実に狙いを定めて引き金を引くんや。
奴等のこめかみ目がけて。
他の誰でもない、道はこの俺が創る。
この俺の手で創るんや。
そしてそこを闊歩するんや。
大手を振って闊歩。
上等やんか。
とにかく負けるな俺よ。
必ず勝て俺よ。
奴等に一泡吹かせてやれ。
長い冬の果てはこんな場所じゃないから。